症例1:50才台 男性 右下葉の非区域性コンソリデーション+GGO → 両肺びまん性浸潤影→気管支血管束に沿った索状陰影
症例2:80才台 女性 右中下葉の区域性コンソリデーション
症例3: 50才台 男性 左下葉の変わったコンソリデーション+GGO
症例4: 50才台 男性 両側上下葉のすりガラス陰影→両側びまん性浸潤影
iPad version
You tube version
症例1:50才台 男性 右下葉の非区域性コンソリデーション+GGO → 両肺びまん性浸潤影→気管支血管束に沿った索状陰影
症例2:80才台 女性 右中下葉の区域性コンソリデーション
症例3: 50才台 男性 左下葉の変わったコンソリデーション+GGO
症例4: 50才台 男性 両側上下葉のすりガラス陰影→両側びまん性浸潤影
iPad version
You tube version
80才台女性。PBC のサーベイランス中肝内SOLを指摘
解答編
iPad version.
You tube version
Key words: Hepatic Adrenal Rest Tumor, adrenal rest tumor, HART, HCC with fatty metamorphosis, Angiomyolipoma, 脂肪、多血性、肝後区域、S7, S6, 副腎、副腎腺腫と類似、特徴的存在部位
55-year-old woman with vertigo. 解答編
iPad version はこちら
You tube version はこちら
Key words: 巨大くも膜顆粒, くも膜顆粒、giant arachnoid granulation, arachnoid granulation, AG, AGs
Key comment: AGs くも膜顆粒とは?
巨大なくも膜顆粒 って? giant AGs
References:
1) Leach JL, Jones BV, Tomsick TA, et al. Normal appearance of arachnoid granulations on contrast-enhanced CT and MR of the brain: differentiation from dural sinus disease.
AJNR Am J Neuroradiol.1996 Sep;17(8):1523-32.
2) Trimble CR, Harnsberger HR, Castillo M, Brant-Zawadzki M, Osborn AG.
“Giant” arachnoid granulations just like CSF?: NOT!!
AJNR Am J Neuroradiol. 2010 Oct;31(9):1724-8. doi: 10.3174/ajnr.A2157.
70才台女性、便秘症、肝内SOL指摘
この症例を10分間聞くことで先生が得られる結果
①いつも苦労していた血管腫との鑑別がある方法によって簡単になります。
実はこの方法は昔から使われていましたが、最近のある論文で再び見直されました。
CieszanowskiA, Anysz-Grodzicka A, Szeszkowski W,
Characterization of focal liver lesions using quantitative techniques: comparison of apparent diffusion coefficient values and T2 relaxation times.
EurRadiol. 2012 Nov;22(11):2514-24. doi: 10.1007/s00330-012-2519-x. Epub 2012 Jun 15.
この論文では ADC map(accuracy 81%) より T2 relaxation time (同 89%)の方が使えると言っています。
論文は2012年とこのVideo をアップしたときには非常に新しいものです。
②上記を知ったうえで、今回の症例のように注意が非常に必要な症例 つまり例外を知ることも重要です。日常診療で輝きを増すには例外を明確に知っているかで決まります。T2 relaxation time を使いこなし、例外も知ることでEOB-MRIでの血管腫との鑑別が容易になります。
③粘液癌、粘液産生性腺癌 vs. 血管腫は 永遠のテーマであるが、実は症例をじっくり眺めているとヒントが得られる可能性もあります。粘液癌、粘液産生性腺癌はT2 relaxation time を使わなくても形態的にも違いが分かります(文献はまだありませんが)
さあ、たった10分です。余った時間で聞いてみてください。
ちなみにこの問題は、ある放射線医学教室の後期研修医に
問題としてだして いくつかある問題のうち9%しか正解の得られなかった難問です。
iPhone, iPad の先生はこちら
You tube version はこちら
Key words: 粘液産生性腺癌、Mucinous adenocarcinoma, mucinous cyst adenocarcinoma, 肝転移、liver metastases, 血管腫、hemangioma, T2 relaxation time, ADC map
Key images.
Similar cases 類似症例: 1週間以内にスライドアップする予定です。
60才台男性
糖尿病、慢性肝炎 治療中
S6に超音波上SOLを指摘される
この10分の1症例の回答ビデオを見ることであなたが得られるベネフィット
①先生の意識次第では単純CTが意外に役に立つことを知れます。これにより今後決して単純CTを撮影から外してしまったり、読影に使わなかったりはしないでしょう。
②inphase, opposed phase をよく見ることにより、病変内部の性状を詳細に見れるようになるでしょう。より病理に近い診断を頭の中に描くことが可能となります。
③Dynamic MRIをよくよくみると、病理分化度の違いに気が付かれることでしょう。その瞬間もし先生が、「おや?」 と思われたなら、かなり肝臓画像診断に精通している先生です。「俺はわかったからもうビデオは見ない?」 いえ、ちょっとその先の3分間も見てみてください。
④肝細胞相で結節全体の大きさがわかるので、opposed phase と対比してみると結節が2種類の病理像から構成されていることがわかります。この対比はHCC診断とくに早期高分化型あるいは早期から多血化に脱分化する状況において重要です。
⑤HCCの多段階発癌という現象が実際の画像でどのような状況というか所見を作り出すことになるのかを解説しています。これを見ることで先生は実は今回の症例が変わった症例なんだと言う事を認識できます。ビデオ6:25 あたり。ではいったい通常のパターンとはどういう画像所見になるのでしょうか? ビデオ8:10 あたり
iPad version
You tube version
key words: 早期高分化型肝癌、早期高分化型HCC、脂肪化、肝癌の 多段階発育、early hepatocellular carcinoma, early hepatoma, fatty change, fatty metamorphosis, multistep carcinogenesis