EOBプリモビスト第8回 回答

60才台男性
糖尿病、慢性肝炎 治療中
S6に超音波上SOLを指摘される

まず、問題を見てからという先生はこちら

この10分の1症例の回答ビデオを見ることであなたが得られるベネフィット

①先生の意識次第では単純CTが意外に役に立つことを知れます。これにより今後決して単純CTを撮影から外してしまったり、読影に使わなかったりはしないでしょう。

②inphase, opposed phase をよく見ることにより、病変内部の性状を詳細に見れるようになるでしょう。より病理に近い診断を頭の中に描くことが可能となります。

③Dynamic MRIをよくよくみると、病理分化度の違いに気が付かれることでしょう。その瞬間もし先生が、「おや?」 と思われたなら、かなり肝臓画像診断に精通している先生です。「俺はわかったからもうビデオは見ない?」 いえ、ちょっとその先の3分間も見てみてください。

④肝細胞相で結節全体の大きさがわかるので、opposed phase と対比してみると結節が2種類の病理像から構成されていることがわかります。この対比はHCC診断とくに早期高分化型あるいは早期から多血化に脱分化する状況において重要です。

⑤HCCの多段階発癌という現象が実際の画像でどのような状況というか所見を作り出すことになるのかを解説しています。これを見ることで先生は実は今回の症例が変わった症例なんだと言う事を認識できます。ビデオ6:25 あたり。ではいったい通常のパターンとはどういう画像所見になるのでしょうか? ビデオ8:10 あたり

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key words: 早期高分化型肝癌、早期高分化型HCC、脂肪化、肝癌の 多段階発育、early hepatocellular carcinoma, early hepatoma, fatty change, fatty metamorphosis, multistep carcinogenesis

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