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2014年9月1日配信されたものです。

件名:技師さんY君が出血を心配して 読影室に聞きに来た・・・

技師さんのY君が出血かもしれないので
大丈夫でしょうか?と聞きに来た・・・

駅前のドトールより
By イチロウ

技師さんのY君が出血かもしれないので
大丈夫でしょうか?
と聞きに来た

常日頃
緊急疾患を撮影中見たら連絡してね
と言っているので

彼は実行しているのですが
頭が弱い私でしたが
(頭部領域の画像診断が
弱いと言う意味ですが・・・)

どう見てもそれが腫瘍にしか見えないことを彼に伝え
Cholloid plexus papilloma 系だから
と最近とんとレポートに記載したことのない名称を
言ってみてましたが、、、

もうちょっとぐちゃぐちゃっとしていた感じ
だった(カリフラワー状と例えられています)こと
そして、大昔に
側脳室由来の髄膜腫って経験した様な
無かったような記憶が・・・

そうなると、いてもたってもいられません

フランスの論文(フランス語)ですが
Baroncini M, et al.
Tumors of the lateral ventricule. Review of 284cases.
Neurochirurgie. 2011 Sep-Dec;57(4-6):170-9. doi: 10.1016/j.neuchi.2011.09.020. Epub 2011

に284例の脳室内発生腫瘍の内訳と頻度が載っていました。

頻度は実に40例15%が髄膜腫です。
次がneurocytoma 35例 13%
そして sub-ependymal giant cell astrocytoma 11%
Ependymoma 10%, sub-ependymoma 9%と続きます。

このなかにはchoroid plexus papilloma は入っていませんでした
あくまで抄読しか見ることが出来なかったのでご勘弁を
実際には鑑別には上がるはずです

さて今回の病変は側脳室三角部に浮いて存在する
非常に境界明瞭なやや濃度の高め
(Y君が出血と危惧して言ってきている)
の病変でしたので
おそらくですが髄膜腫ではないかと推察します。
正解はわかりません。

髄膜腫として考えると
硬膜との連続性がなく dural tail sign というのを
使う髄膜腫の古典的診断手法が使えないことになります。

そこでもう一つ論文がヒットしました。それは
J Korean Neurosurg Soc. 2011 May;49(5):292-5. doi: 10.3340/jkns.2011.49.5.292. Epub 2011 May 31.
Intraventricular atypical meningiomas.
Kim HD1, Choi CY, Lee DJ, Lee CH.

です。51才女性の多発する髄膜腫の症例を提示し
かつ”良性が多いと言われる脳室由来の髄膜腫”のくせに
悪性で脳内に転移を生じた症例を報告しています。

稀な脳室由来かつ悪性髄膜腫という稀の稀の状況
についてはさておき、
ディスカッションを読むと脳室内髄膜腫の一般事項が書かれています

このなかで脳室由来の髄膜腫は非常に稀であり
頭蓋内の髄膜腫の0.5-3.7% と述べられています。
然も、通常の髄膜腫と違ってdural attachment を欠いています。
側脳室特に三角部に発生しやすいと言われます。
通常は良性、low gradeの髄膜腫

由来は脈絡膜か脈絡叢間質

脳室内発生の髄膜腫は稀と教科書に書かれていますが、

Menon G, Nair S, Sudhir J, et al.
Meningiomas of the lateral ventricle – a report of 15 cases.
Br J Neurosurg. 2009; 23:297-303

の論文では15人の脳室髄膜腫を検討しています。
平均年齢は41才で女性が10人、男性が5人 と
2:1の割合で女性が多い。

頭蓋内圧亢進はよく見られる症状である。視野障害がそれに続く、
対側運動障害、1例のみ頭蓋内出血。
左右の発生部位頻度の偏りはない。

しかし、側脳室の中でも三角部に13/15 と大半が生じる。
残り2例が側脳室体部だそうです。

まとめてみると
一般的には髄膜腫の発生部位としては脳室は稀
しかし、フランスの文献によれば
脳室発生腫瘍284例を調べると
超以外にも

40例(15%)と髄膜腫が一位だった
このことは日常脳室(三角部)の腫瘍を見た時は
実は考えなければならない腫瘍の上位に位置する
ということを意味する

その脳室髄膜腫は通常は三角部に生じ
男女比はやはり2:1で女性に多く
症状としては頭蓋内圧亢進症状、視野障害など
通常は良性で、low gradeの髄膜腫
であることが多い

です。
あと、Radiographics 2013;33:21-43
Intraventricular neoplasms: radiologic pathologic correlation.
から
小児についての記載を引用。

小児の髄膜腫は極めて稀ですが
その稀ななかで小児の場合は脳室内にできる
髄膜腫は17%もいるそうです

あくまで小児の稀な髄膜腫のうちの17%なので
成人の髄膜腫の中の脳室タイプの0.5-3.7%
より多いと言う事であって、小児専門病院にいない限り
たぶん巡り会わないでしょう

小児の脳室髄膜腫は肉腫化のリスクが非常に高く
Neurofibromatosis type 2との関連性が言われています。
(以上小児についての話終わり)

脳室髄膜腫は
画像的には境界明瞭で等吸収から高吸収域の円形腫瘍
MRIでは T1WI等から低信号、 T2WI等から高信号の腫瘤

造影すると非常によく濃染する
限局性あるいは全体の脳室拡大はCSF flow の閉塞程度による
脳室周囲の浮腫も生じる
石灰化が50% 嚢胞性変化生じる(より小児に多い)

以上今日は、頭の弱いイチロウが3つの最近の文献を
引用しつつ、脳室由来髄膜腫についてお話しました。

Key words.: 髄膜腫、脳室、脳室由来髄膜腫、側脳室三角部、良性、女性優位、meningioma, lateral ventricle

以上 イチロウでした。

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こんにちは、いつもメール配信有難うございます。私は、愛知県で600床の病院に勤務する放射線技師です。
当院では、EOBが出た当初、常勤の放射線科医師が不在で、何をどうしたらいいのか?誰に相談したらいいのか?全く手も足もでない状況でした…。そんな時、イチロウ先生のサイトを見つけました!定期的に送られてくるメールでEOBの事を大変詳しく勉強することができ、非常に感謝しています。音声対談は、それまでのメールで勉強させてもらってきたことの再確認という形で非常に参考になりましたし、市川先生の話には画像診断の概念を変えてしまうような衝撃的な内容もあり、大変驚かされました。
私は技師なので、症例等の難しい話は、少しついていけない部分はありましたが、撮像シークエンス、手順、ダイナミックの方法等、技師として検査をする上で必要な情報が沢山あり、検査を行う上で大変参考になりました。(というか全くそのまま実践している感じです。)ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。愛知県 放射線技師 加藤先生

 

イチロウ先生 こんにちは。
いつも大変参考になる情報を配信していただきありがとうございます。今回、音声対談を拝聴させていただきました。

当院(200床)でも、昨年より0.3Tから1.5TのMRI装置に更新され、EOB プリモビストを使用しています。MDCTに比べ小さい肝癌の検出率が良いということは、実感しておりました。しかし、EOBの肝細胞相は、ほとんど病理を見ている。dysplastic nodule と早期高分化型肝細胞癌との鑑別も出来るというお話には驚きました。また、グリーンヘパトーマについてもよく分かりました。
最後の質問コーナーも理解の再認識になりました。
とても内容が濃く、一度聞いただけではすべてを把握できません。これからも何度聞きなおして理解を深めたいと思います。ありがとうございました。

秋田県 放射線技師 畠山先生

 

プリモビストに関してはイチロウ先生のメルマガとHPを参考に検査を行っています。特に市川先生との対談はiPodに入れて何度も聞き、検査の方法から読影の仕方まで、技師の私には大変勉強になりました。当院でプリモビストの使用が開始されたのは昨年の秋頃からと少々遅れましたが、他の検査で描出されなかった病変がプリモビストで続々と見つかり、放射線科医はもちろんのこと内科医師も絶賛して徐々にオーダが増えております。単に詳細な情報を提供してくださるイチロウ先生のおかげです。これからはプリモビスト以外のことも勉強させて頂き、他の検査も改善したいと思います。

福島県 放射線科 川上先生

 

 

イチロウ先生はじめまして。非常に勉強になるお話ありがとうございます。 自分は現在2年目研修医、次年度から一般病院放射線画像診断科勤務となります。 EOBに関しては、まとまった勉強をしたいと思っていたところに、このHPを見つけました。 知識が不十分ではありましたが、撮像方法・造影の基礎・画像所見・鑑別診断について 非常に関連性を持たせて学ぶことができました。 特に、Chapter4のdysplastic noduleやgreen hepatomaの鑑別方法に関しては非常に勉強になりました。 他にもQ&A方式で網羅的に勉強をすることができました。 この話を基礎にして、実際の臨床に応用してみたいと思います。 また、メールマガジンの内容も非常に勉強になるので、これからも読ませていただきたいと思います。 これからもよろしくお願いいたします。

北海道 放射線科医 原田先生

 

 

イチロウ先生 いつもメルマガ大変勉強になっています。 神奈川県の大学病院に勤務している放射線科医です。 先生も仰っていた様に、大学での専門性を確定した後では、なかなか新たな領域に知識習得が困難となり、EOBを知らず知らずのうちに敬遠するようになっていました。 外勤先では、読影することもあり、困惑していたときに先生のHPを拝見し大変勉強になっています。 これからも繰り返し、拝聴し勉強させていただければと思います。 ありがとうございます。

神奈川県 放射線科医 山下先生

 

 

イチロウ先生の講義をインターネットで知り、 勉強させていただいております。 先生の御尽力にはいくら感謝しても足らない気持ちです。 ありがとうございます。 本日、市川先生とイチロウ先生の対談を御拝聴できました。 長時間のご対談お疲れ様でした。 未だ、使用経験が無い当院において 「稀な症例を大きく取り上げず、まず使ってみてください。」 と、言うお言葉に大変勇気づけられました。 まだまだ、臨床医を説得するには勉強不足で、 もっと勉強が必要と痛感しています。 頑張って勉強した上で 非常勤の放射線科医と相談し、臨床医に勧めていきたいと思っております。 今後とも宜しくお願いいたします。

愛知県 放射線技師 森川先生

 

イチロウ先生こんにちは 私は、埼玉県の120床の病院にて勤務している 診療放射線技師の葛岡と申します。 当院では、肝臓疾患に対しては、検査時間の少ないMDCTにて行うのが当たり前になっていました。 しかし、リゾビストの販売製薬会社が、変更されたのを機に、再度EOBでの肝臓腫瘍の描出にチャレンジしてみようという事になりました。 改めてイチロウ先生と市川先生の音声対談を拝聴し、自分の中で、俄然やる気が出てきました。 また、イチロウ先生の定期メールで色々な症例を取り扱っていただいているので、大変勉強になります。 これからもイチロウ先生のサイトを楽しみにしています。 今後ともよろしくお願いいたします。

埼玉県 放射線技師 葛岡先生

 

イチロウ先生 こんにちは。先生のメールは大変勉強になります。 私は、大阪で放射線技師をしてます。 MRI2年目の私には、勉強会で1度聞いただけでは、難しくてなかなか理解できないことがいっぱいでした。 そんな時、イチロウ先生のサイトを見つけました。 何度も繰り返し聞いて勉強させて頂いてます。 EOBどころかMRIについてもまだまだな私は、先生のメールでいろんなことを知ることができ、解らないことが出てると、そのことについてもっと調べてみるといった感じで勉強のとっかかりにもなってます。 今後も、先生のサイト、メールでいろんなことを学んでいきたいと思います。 いつも、メール配信ありがとうございます。

大阪府 放射線技師 田川先生

 

こんにちは、いつもメールマガジン勉強になります。 東京都の病院に勤務する駆け出しの放射線科医です。 当院には、EOBの専門家がおり、撮像プロトコールも考え抜かれたもののようです。 技師さんへの教育も行き届いており、指示は「EOBルーチン」の一言で済んでしまい、 あとは15分で終わるか、20分まで待つかを聞かれるくらいです。 システムがすばらしい一方で、われわれ初学者は、その意味やEOBの詳しい性質を理 解せずに読影をしている状態です。このままではいかんと思い、先生のサイトにたど り着きました。知らないことばかりで、たいへん勉強になります。 とくにchapter4の病理との関連が勉強になりました。 ときたま腎機能の悪い患者さんでSPIOがあり、厚かましくて恐縮ですがこちらの教材 もお願いしたく思います。 今後ともよろしくお願いします。

東京都 放射線科医 高橋先生

 

私は、島根県で100床未満の病院に勤務する 診療放射線技師です。 当院では、低磁場MRI装置のため、体幹部領域の検査には正直あまり力を入れてお りませんでしたが、EOBの使用法等をイチロウ先生と市川先生との音声対談で聞き、大変参考になり、肝細胞相は低磁場装置でも十分撮影可能だと思われますので、対談内容を参考にしながら挑戦してみようと思います。 イチロウ先生の対談・HP等を見させて頂いて感じていることは、医師サイドだけで なく我々技師サイドで聞きたいポイントもしっかり抑えてくれているので、非常に参 考になる情報源となっています。是非これからも今のスタンスを変えないで情報発信 をして頂けたらと希望します。 今後ともよろしくお願いします。

島根県 放射線技師 富安先生

 

EOBプリモビストについて、知見を調べたところ、先生のWeb テキストを知る所と成りました。先生のテキストは、(放射線科の)誰もが、目指すべき診断(検査)を分りやすく、適切にガイドされている点でも優れた内容だと思います。遠隔診断が現実のものとなっている中で、これらWebによる「教材」の開発は必要不可欠なツールになってくると思います。できれば、HPなど認証システムを使ったDr参加型&パラメデカル参加型カンファレンスができるようなも のがあると良いと思います。(その分、先生の時間が割かれることになります が)。現在、私は現場を離れていますので、EOBなどの手技については、コメントできる立場にありません。 でも、メルマガを拝見するたび、イチロウ先生の熱意は、すごく伝わり“凄い”の一言です。

慶應 放技室 上野逸生先生

 

こんにちは、いつもメール配信有難うございます。
私は、埼玉県の病院に勤務する放射線技師です。
MRI検査を担当して1か月が過ぎたところですが、当院でもEOBを使用しての検査を行っています。
webで調べている時、イチロウ先生のサイトを見つけました!
定期的に送られてくるメールでEOBの事を大変詳しく勉強することができ、非常に感謝しています。
音声対談は、メールで勉強させてもらってきたことの再確認という形で非常に参考になりました。
私は技師なので、症例等の難しい話は、少しついていけない部分はありましたが、撮像シークエンス、手順、ダイナミックの方法等、技師として検査をする上で必要な情報が沢山あり、検査を行う上で大変参考になりました。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

埼玉県 放射線技師 永井先生

 

いつも楽しくメールを拝見しています。 私は現在北海道の大学病院にて放射線科医として勤務しています。 当初は肝臓MRIに対して苦手意識がありましたが、イチロウ先生のメールマガ ジンや対談の動画を見ながら読影をし、得意とはまだまだ言えない状態です が、少なくとも苦手意識は克服できたのではないかと思います。 今後も大変だとは思いますが、日本の放射線科のレベルの底上げのためにご活 躍されることを願ってやみません。

北海道 放射線科医 吉田先生

 

イチロウ先生。 メール配信いつも楽しみにしております。 当院(200床)では、今年(2011年)よりMRI装置の更新によりシーメ ンス装置が新たに稼動し、伴い、Dual Injection も導入しプリモビストの検査 が施行可能になった次第です。 そこで、調べていくうちに、「イチロウ先生と市川先生の対談」にたどり着き ました。内容も詳細にお話してくださりとても勉強になります。当然、一度で は理解できず時間のある時に少しずつ繰り返し聞いております。 「肝細胞相で低信号は肝ガンである」と言い切るところなど聞いていて気持ち よかったです(イチロウからの注意:現在は、必ずしも低信号=HCCではあり ませんが、その確率は高いと考えられています)。 短時間で検査を終えられること等、当院では初めてだし、いまさら聞けない し、と言うようなこともズバッと対談していただいており、最後の質問コーナ ーもとても参考になりました。 プリモビスト以外にもイチロウ先生は多くの検査等公表しておられるので、そ ちらもこれから勉強させていただきたいと思っています。 今後ともよろしくお願いいたします。

愛媛県 放射線技師 井上先生

 

イチロー先生、はじめまして。
福島県で開業しています青山です。週に2回は以前勤務していた病院で肝臓主体の外来をしています。
また自分の診療所にも何人か肝硬変の方が通院されています。当院のMRIは0.5Tの旧式でEOBをオーダーしたところ、放射線の先生からうちではできないといわれ染まらない結節に関しては頭を痛めているところです。
今回講演を聴かせていただき(特にChapter3)EOBはdysplastic noduleの病理診断に匹敵するというあまりにクリアカットなお話に感動いたしました。数年前福岡の肝臓学会でプリモビスト関連の発表が目白押しだったときはいい造影剤が出たもんだとは思いましたが、このmodalityの意味と使い分けを十分理解していない先生も多いのではないでしょうか。HCCのハイ リスクグループを扱う医療従事者はすべからくEOBプリモビストの意義について理解する必要があると再確認しました。

福島県 青山先生

雑誌に掲載されました!!

放射線技術雑誌「radfan」にイチロウの記事が掲載されました。こちらから見ることが出来ます。

 

記事はこちらか見ることが出来ます↓

http://www.e-radfan.com/files/news649.html

動画もこちらから見ることが出来ます↓

http://medicaldp.com/radfan.html

2010年2月に実施したアンケート結果:途中経過