注)エキスパートシリーズの肺は残念ながら途中で終わっています。
エキスパートがそれ以上のホームページアップを望まなかったからです。
なので私がそのとき習ったこととさらに文献をなどを引用し肉付けして
代わりに動画でアップしていきます。お楽しみに。
注)エキスパートシリーズの肺は残念ながら途中で終わっています。
エキスパートがそれ以上のホームページアップを望まなかったからです。
なので私がそのとき習ったこととさらに文献をなどを引用し肉付けして
代わりに動画でアップしていきます。お楽しみに。
技師さんカンファランス回答
技師のための読影講座
いいえ、回答からでいい先生は以下の動画をご覧ください。
甲状腺機能亢進症の鑑別のためのシンチグラフィ鑑別シェーマをご覧ください。
Key words: Plummer’s disease, Plummer disease, プラマー病、toxic adenoma, toxic autonomous nodule, adenomatous nodule, 腺腫様結節、シンチグラフィ、Toxic Multinodular goitor
Point
Plummer’s disease
注釈
文献、reference
Key images
Plain chest film
Ultrasonography
CT
Scintigraphy
Differential diagnosis of hyperthyroidism on scintigraphy
Other cases
Case1, 2
Case 3
Case 4
Case 5: Graves disease, relapse case
76-year-old woman with SOL in the liver.
もし、先生が耳下腺腫瘍の鑑別診断で今ひとつ正確度を欠いている場合
また、ダイナミック造影をして欲しいのに臨床医の依頼は非造影だった場合の鑑別法を知りたい場合
シンチグラフィでの診断はどうだったっけ? と思っている場合
You tube version
Key words; 耳下腺腫瘍、ワルチン腫瘍、多形腺腫、MRI、CT、 シンチグラフィ、 Salivary gland tumor, Warthin tumor, Warthin’s tumor, Pleomorphic adenoma, Mucoepidermoid carcinoma, Adenoid cystic carcinoma
耳下腺腫瘍をCTで鑑別診断する場合のポイント
①境界不明瞭あるいは浸潤性であれば悪性、境界明瞭ならば良性の可能性を考える
②単純CTでは石灰化の有無に注意:石灰化があれば、ワルチン腫瘍か多形腺腫かと考える場合には後者を考える
③両側性に病変があれば、ワルチン腫瘍をより考える
④嚢胞性病変内に壁在結節がある腫瘍ならよりワルチン腫瘍を考える
⑤ダイナミック造影が行われていれば、早期濃染、washout のパターンはワルチン腫瘍を考える
耳下腺腫瘍をMRIで鑑別する場合のポイント
①境界明瞭ならば良性腫瘍、被膜を有するなら良性腫瘍を考える
②境界明瞭不明瞭、不整な辺縁、浸潤性増殖であれば悪性腫瘍を考える
③良性腫瘍の最も多いのは多形腺腫、次にワルチン腫瘍であり、ほとんどをこの2つが占める。ワルチン腫瘍はフォローアップあるいは核出術で良いが、多形腺腫は、再発や悪性化を生じるので鑑別することは非常に重要
④ワルチン腫瘍はT1WI で高信号の部分を含有する
⑤ワルチン腫瘍は背景の耳下腺組織に比較してT2WI で低信号を示すのに対して、多形腺腫は、高信号を示す。
⑥ダイナミック造影MRIではダイナミック造影CTと類似して早期濃染、washout パターンはワルチン腫瘍の特徴である。多形腺腫は漸増型、Ca.は早期濃染もあるが、washout はワルチン腫瘍ほどすぐにはされない。
⑦ワルチン腫瘍の拡散強調像は強い高信号、ADC値は
一方、多形腺腫は
両者の鑑別のカットオフ値は 1.4 である。
耳下腺腫瘍をシンチグラフィで鑑別する場合のポイント
①99mTc-scintigraphy でRI集積し、レモン負荷により、正常耳下腺のRI集積が消失しても、ワルチン腫瘍にはRI集積が残存する
②一方、多形腺腫や悪性腫瘍では99mTc-scintigraphy では集積欠損域となる
③反対にGalium scintigraphy では多形腺腫はRI集積する。
耳下腺腫瘍鑑別のためのフローチャート;オリジナル
以上簡単なまとめでした。
例題1. 83-year-old woman with right parotid gland tumor
例題2. 55-year-old man with left submandibular tumor
例題3. 51-year-old man with left parotid gland.
例題4. 76-year-old man with left parotid tumor.
例題5. 62-year old woman with right parotid tumor.
例題6. 21-year-old man with left parotid tumor.
例題7.
例題8. 65-year-old man with left parotid gland.
例題9.
例題10. 64-year-old man with right parotid tumor.
上記回答
例題1: Warthin tumor, T2WI 低信号、ADC map 低信号、下極局在
例題2: 多形腺腫(pleomorphic adenoma: PA), T2WI 強い高信号、T1WI 低信号、ADC map 強い高信号、顎下腺由来(Warthin tumor は発生しない)
例題3: Warthin tumor (with cystic component). 嚢胞成分内にT2WI 低信号の充実性成分, 充実性成分は早期に濃染するパターン
例題4: Adenocarcinoma, 境界不明瞭、浅葉から深葉まで広範囲、皮膚浸潤、T1WI 低信号、T2WI 低信号、ADC map 低信号主体、液状壊死
例題5: Warthin tumor, T2WI 低信号、T1WI FS 淡い高信号、ADC map 低信号
例題6: Pleomorphic adenoma: PA, T1WI 低信号, T2WI 高信号, ADC map 高信号
例題7: 扁平上皮癌, SCC, 境界不明瞭、不均一、T2WI 低信号
例題8: Warthin tumor, T2WI 低信号、T1WI FS 高信号、ADCmap 低信号 が決めて!
例題9. Pleomorphic adenoma, CT 石灰化 calcification, T1WI 低信号 T2WI 高信号, T2WI FS 強い高信号, ADC map 高信号、Tc シンチが欠損、Ga シンチで集積のPAのパターン
例題10. Warthin tumor, T1WI 低信号、T2WI 低信号、ダイナミック造影で早期に濃染、ADC map 低信号