よくわかる脳MRIにも書いてないとっておき1行

駅前のドトールより
イチロウです。

本日、明日で申し込み終了
松本先生セミナー http://medicaldirect.jp/archives/5649
2019/11/30-12/1 on demand
イーパイセミナー http://medicaldirect.jp/archives/5446
2019/11/30 14:30 開講

お急ぎいただければ幸いです。

さて、先週 初期研修医が CJD (クロイツフェルトヤコブ病)
について抄読会で発表してくれました。

それを読んだきっかけは
コードホワイトを経験したからです。

***********************************

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私は 頭がダメ なので
頭部に関するコンテンツは からっきし
配信されていないのですが

最近、CJDの患者様が MRI 室で大暴れして
コードホワイト状態となった経験から
(ちょうどその日は私は不在)
研修医君は 読もうと思ったのかもしれません。

最近の症例すぎてここに症例を提示するのはちょっと・・・
なのですが

ご存知のように 孤発性のCJD

正常プリオン蛋白が何らかの理由で伝播性を有する
異常プリオン蛋白に変化し、主に中枢神経内に蓄積することにより
急速に神経細胞変性を起こすまれな致死性疾患で
1−2年で死亡すると言われています。

年間100万人に一人の発症なので
今年数人 当院で経験されたのはかなり稀な状態と言えます。

やはり 拡散強調像での皮質高信号が
特徴的ですが、
彼の抄読会で 今まで知らなかった1点のみ 
印象に残ったのでお伝えして
今日のメルマガを終了します。

それは 有名な赤本にも書かれていませんでした。

それは・・・

 両側中心溝 付近は 病変が免れる

というものです。
ご自分の施設の 孤発性のCJD の
拡散強調像を見てみてください。

以上です。

イチロウ 拝

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同じ上葉病変なのに・・・

駅前のドトールより
イチロウです。

本日で 税込は終了です。
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診療報酬改定2020年度はまた減額になるそうですが
人件費はアップして、薬価を下げるそうです。
自民党の元閣僚経験者は診療報酬をアップすべきと
言っていたようですが
やはり財務省の財布の紐は硬いのでしょう。

さて、昨日の右上葉の陰影の胸部 CT の回答です。

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1例目の74才男性 Gafky 1号 でしたが
大腸癌のフォローアップ中で 胸部症状はありません。

右S2, S3に経気道分布の非常にコンパクトな粒状影で
結節影もありそうです。

やはり 活動性結核と診断すると思います。

2例目の72才女性 Gafky 2号 ですが
症状として喀血が主訴です。

1例目と同様に上葉病変です。
右S2に境界明瞭なコンソリデーションと
内部の気管支拡張 が主体です。一部
粒状影も見られます。他には病変はないので

結核の除外が必要と書いてしまうでしょう。
ある後期研修医が陳旧性炎症と読んでいました。

しかし、実際には
1例目は  活動性結核
2例目は  Mycobacterium avium でした。

先生はどこまで 報告書に書くでしょうか?
「いつも上葉病変があったら結核は否定できないって
書いておけばいいだよ」

と言われる先生もおられるでしょう。
でもそれって、10年以上前の自分のレポートとなんら
変わっていませんか?

もう少しなんか 詰めていきたいと
私は思ってしまいます。

先生のお考えはいかがでしょうか?

イチロウ 拝

PS.
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Gafky 1号、2号の症例は?

駅前のドトールより
持ち帰って税8%のコーヒーを飲む
イチロウです。

9月からある習い事をしていて
そこの先生と話をしていたら
あまり日常の仕事が楽しそうではない
様子だったので・・・

************************************

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確かに日常のルーチンはそんなには
楽しいものではないですけれど
その中に楽しいことが
めちゃめちゃ転がっていて
仕事は楽しくてしょうがない 的な
ことをその先生に言ったら

驚いていました。

前にもメルマガで書いたのですが
今、抗酸菌366例(5年)を地道に
一人でレビューしているのですが
画像を見ているたびに ワクワクしてしまいます。

というのも
塗抹で陰性な場合でも
後から結核菌が培養陽性となったり
Gafky 陽性なのに
後から結核菌PCR陰性で 非結核性が培養で
確定したりとするものを

なんとか読影の中でヒントは得られないか?
培養の前に 臨床医に情報を
伝えられないか?
と 思っているからです。

366例のうち50例(14%)が 結核菌で
残りの316例は非結核性抗酸菌症なのですが
さすがに 一人で全例見終わるまで
5年くらいかかってしまいそうですが

だいたいの感じは 来年3月か4月頃にはつかめるかもしれないので
その時は 他の感染症 例えば
肺炎球菌や レジオネラ なんかと混ぜて
お話ししたいとは思っています。

ただ、論文書けよと言われると
そこまでは 能力がないし
メンターもいないので
ご容赦いただければ と思います。

今日は今までレビューした中で
2例ほど問題を出したいと思います。

1例目は74歳男性 Gafky 1号
大腸癌術後フォロー中のCTで異常を指摘。

2例目は72歳女性 Gafky 2号
喀血主訴に来院

さて、先生はどのようなレポートを
描かれるでしょうか?

回答は明日発表します。

イチロウ 拝

PS.
☆松本先生 救急画像診断セミナー

☆イチロウの EASY PI-RADS 2.1 イーパイ 2.1を
30日に行います。 松本先生のは子育てママ支援企画の
パターンで、イーパイは ガチのセミナー
ただし、今回は ビデオを流します。

を行います。
✳︎松本先生セミナー  http://medicaldirect.jp/archives/5649
✳︎✳︎イーパイセミナー  http://medicaldirect.jp/archives/5446

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最強のトレーニング

駅前のドトールより
コーヒーを持ち帰りにして
飲んでいる
イチロウです。8%のままは嬉しいです。

最近、というかここ半年
久しぶりにジムで あるもの をつけました。
右肩関節が痛いのと
右膝が痛いのとが重なり

これ以上自己流でジムに通っても
どうしょうもないなと
思ったからです。

もちろん放射線科医なので
MRI はすでに撮影していますが
それをやったところで
現実には 治せるのは
自分でないことは おろか
当院の整形外科医でも、町の整形外科医でも
整体師でも、柔道整復師でも、マッサージ師 でも
ありません。

以前 町の整形外科医に 通っていたことは
メルマガでもお話ししたと思いますが・・・

ブログへ

************************************

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町の整形外科医には オピオイド
という 麻薬を 処方され、
生活ができる状態ではなくなり、
リハビリ 技師は いつも同じことの
繰り返しで

実感は、
この医院は 病気が治らないから
いつも人で溢れたリハビリセンターと一緒に
大儲かりなんだろうな ということでした。

もう、なすすべなしで
仕方なく 痛みの生じないでできる
トレーニングを教えてもらいたいと思い

トレーナーの中でも 痛みとかを訴えているような人にも
うまくトレーニングしてもらえる人っていますか?
というのを ジムのスタッフに聞いたところ
N さん というのを紹介してくれました。

そのN さん 持っている資格が多かったのですが
整体 系の 正式名称は忘れましたが
資格を持っておられたので
お願いすることにしました。

最初は 肩のマッサージから始まりました
右膝も 痛かったので そちらも 痛くならない
トレーニングを と リクエストさせていただきました。

すると習って、半年、合計 11回のトレーニング
にもかかわらず 肩の痛みからは 解放されました。
また、膝は 運転中は アクセルを踏むので痛いですが

昨年の今頃に比べるとかなり状態がよくなりました。

彼がやろうとしたことはあまりに単調ではありましたが
とにかく、肩と膝に徹底的に負担をかけずに運動する
という方法でした。

同時に大胸筋や 腹筋の鍛える方法も教えていただき
今まで使ったこともないマシンを使えるようにもなりました。

思ったことは
整形外科医やリハビリの人にも治せない領域は
たくさんある ということ  と

専門家に聞かなければ だめだ
自己流は お金はかからないかもしれませんが
かなり 時間の無駄 をしているのだと思います。

奇しくも 本日 本屋で見た
ビジネス書ランキング 1位の 堀江もんの新刊
時間革命
を思い出しました。

それには 時は金なり は嘘だ! と書かれ、
時間の方がもっと重要だ と言っていました。
お金を惜しんで 時間をかけたらその分
お金以上のものを失うよ という話でした。
私がメンターから 10年以上前に聞いた話と同じですが
これは真実だと私も 実感した次第です。

さて、トレーニングの具体的な中身
その一部をいうと
とにかく 内ももを鍛える 背筋を鍛える
ことでした。

あ、今日は 土曜日というか休みの日で
放射線学的コンテンツはなしです。

勉強を期待していた先生すいません。

イチロウ 拝

PS. 松本先生の救急セミナー
http://medicaldirect.jp/archives/5649

イチロウのEASY PI-RADS 2.1
http://medicaldirect.jp/archives/5446

募集開始しています。

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Y大学からS大学へ SVRとHCC発癌

駅前のドトールより
イチロウです。

先週、ラジオロジーアップデートと言う
毎年2回 B社とラジオロジーアップデート
との共催の(実質B社主催のようなものですが)
セミナーに 私ではなく部下がいってきました。

今回の当番幹事は
一昨年の総会(2018年)の大会長と
2015年の大会長 の super 重鎮先生による
ものだったため

選んだスピーカーも重鎮の先生方だったようです。
中でも 山梨大学から 埼玉医科大学 へ行かれた
当サイト立ち上げの時に大変ご協力いただいた
市川先生 が消化器のパートを務められ
呼吸器のパートは やはりご協力いただいたことのある
栗原先生 でした。

市川先生がどんなことを話されるのかは
非常に興味深かったのですが
私はその日はいけませんでした。
なので部下から聞いた話と

かつて 私が肝臓の有名な某病院の
カンファランスに参加していた頃
時に 経験していた ある事実
と 彼が聞いてきた市川先生の話とが
一致したものがあるので
その点についてお話ししたいと思います。

肝臓領域に興味のない先生にはつまらないかもしれませんが
その事実とは

”DAA 治療後にHCC が突然出てきて悪さをする” と言うものです。
実際に HCCの読影を日常たくさんされている先生では
ご経験があるのでしょうけれど
日常それほど HCC 関係の読影をしていない先生には
何が???
と思われる話です。
(DAA=direct-acting ativiral 近年使われている
インターフェロンに変わる直接HCVウイルスを退治する薬)

DAA でウイルスを消すと言う行為は
HCCによる癌死、肝硬変による肝不全死を抑制する
はずのものだからです。

私は実際 肝硬変に対して抗ウイルス剤が
用いられ、結果的に線維化所見が取れてしまったという
病理像を 上記の行っていたカンファランスで
6-7年前に見せていただいたことがあります。

*****************************************

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3年前まで カンファランスに参加させていただいていた
某 肝臓で有名な病院では 毎週 問題症例を
提示いただき、私が画像についてコメントする
と言う感じでやらさせて頂いていたのですが

DAAでSVRが得られた患者にもかかわらず
(SVR=sustained virologic response=持続的ウイルス学的著効
つまり、ウイルスが体から完全に消えたままの状態)
その数ヶ月後に突如として進行HCCが出現する症例
に遭遇してカンファランス参加のみんなが驚いていました。

当時最新知見ということで
そこの誰かが論文にしそうなので
他では極力その事実については喋らないようにしていたように
思われます。

今回のラジオロジーアップデートで 市川先生が
SVR後のHCC発がんについて語っていたそうで
ああ、もう世の中には知れ渡っているのだなあと
思いました。

さて、ウイルスを排除することでその後の肝線維化、肝不全
また、HCC出現を抑え、患者の生命予後を伸ばすこと
が最終目的にもかかわらず
皮肉にもHCC がSVR後に出てきてしまう というのは
DAAを使う消化器内科医にとっては死活問題です。

2016 年にスペインから,肝癌根治後の患者 58 名に
DAAのみによる 治療を行ったところ,
中央値 5.7 カ月の観察期間で 3 人が死亡し,
16 名(27.6%)に癌の再発 がみられ,
再発した肝癌の多くが進行癌であっ た
との報告があったようです。
Reig M, et al : Unexpected high rate of early tumor recurrence
in patients with HCV-related HCC undergoing interferon-free therapy.
J Hepatol 65 : 719―726, 2016.

一方、反対論文も出ていて
その理由として そもそもHCCが出現してしまうのは
抗腫瘍活性薬であるインターフェロンを併用していないから
という考えがあったようです。

実際 私が数年前まで担当していたカンファランスでは
ウイルス消失後出てきたHCCは 進行HCCだったわけで
その答えが、インターフェロンを使用していたか

していなかったからか
という単純なものだったのだなら 当時

ご高名なそこの施設の消化器内科医の先生は気づいていたに違いありません。

しかしそうではなく

やはりラジオロジーアップデートで部下が聞いてきた話に
は納得ができないのです。

つまり 話はそんなに単純ではないと思うのです。

米国のC型肝炎治療後の発がんリスクについては
DAA のみ治療 vs. DAA+インターフェロン で検討され、
背景因子を調整すると治療法による発癌率には差がなく,
SVRは治療法にかかわらず同等の発癌抑止効果がある
ことが報告され、日本からも類似の報告があるようです。

同年にメタ解析論文も出て
インターフェロンなしの治療群の方がHCC発がん率が
高いものの、年齢調整をすると
DAA 単独 vs. DAA+ インターフェロンに発がん率の差はない
という結論になっているようです。

Ioannou GN, et al : HCV eradication induced by direct-acting
antiviral agents reduces the risk of hepatocellular carcinoma.
J Hepatol, 2017 Sep 5. pii: S0168-8278(17)32273-0.

Nagata H, et al : Effect of interferon-based and -free therapy
on early occurrence and recurrence of hepatocellular carcinoma
in chronic hepatitis C. J Hepatol. 2017 Nov;67(5):933-939.

Waziry R, et al : Hepatocellular carcinoma risk following
direct-acting antiviral HCV therapy : A systematic review,
meta-analyses, and meta-regression.
J Hepatol. 2017 Dec;67(6):1204-1212.

ただし、まだDAA単独での治療の観察期間が短すぎるので
結論を出すのが時期尚早 なのかもしれません。

少なくとも症例報告的には 散発的に

SVR 後に
進行HCCが出てくる可能性はある と
いう事実は知っておいて損はないと思います。

以上 イチロウでした。

PS. 30日土曜日 に EASY-PI-RADS セミナー
松本先生のセミナー を行います。
募集は 23日 土曜日夜中になると思います。

12月には おそらく膵臓セミナー
初めての EOB-MRI 基礎セミナーを行う予定です。
年末にもう一度 上記セミナー令和元年最終講演で締めたいと思います。

あくまで予定です。

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RSANの講演聞けました。最終日

駅前のドトールより
イチロウです。

先週、F社のMRさんが上司と一緒に
やってこられました。
実は前任者が5年勤務し、交代して
初めての一人訪問のハズだったのですが
何か不安に思ったのか上司同行となっていました。

名前は出しませんが、その会社
世界で稼ぎに稼いだ 某MR造影剤を
某社から引き継ぎ、さらに CTの
造影剤 ゾロ品シェアでは トップクラス
で、MR造影剤が G社に返還せざるをえない
ために営業減益 となったものの
日本株上昇に乗って現在株価は上昇傾向  となっている
会社です。 もうわかっちゃいましたね。

そのMRが持ってきた置き土産
タイトルは
”肺線維症、慢性すりガラス状影、肺嚢胞の画像診断”
というもので 興味深いもののもらっただけでは
(ただなので)多分 みないので
非常勤と初期研修医の合計4人でみるということにしました。

すると 以外とまとまりのあるビデオでした。

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メルマガ読者の先生はこちらから

そのビデオは昨年のRSNAで人気だった講演を
日本語訳してくださって、DVDとなったものです。

間質性肺炎は ピルフェニドンの登場で IPF/UIPと
診断する意義が非常に出てきたことはご存知でしょう。

しかし、通常の病院では VATS を積極的にやるところはなく
画像と病理を 1:1対応で確認することができないことで
皆 院外でセミナーを見てそれを 病理で確認が取れないものに
診断をし続けているのです。それでは自信がつくわけがありません。

DVD ではいろいろな ティップスを言っていたので
可能な限りで シェアしたいと思います。

①臨床所見と画像診断でUIPと診断したら96%以上の確率でUIPと診断される。
しかし、その画像診断が難しいのです。
②UIPは蜂窩肺の診断に重要な所見だが、その診断が難しい
③蜂窩肺は胸膜下、壁を共有、類似した大きさ、嚢胞は気道と同じ濃度
④蜂窩肺はHP, NSIP 他の線維症でも見られる。
⑤蜂窩肺は1列で、3つ並んでいれば診断可能 ⬅︎ これはびっくり
⑥NSIP は、胸膜下がスペアされる せいぜい1cm程度のスペアでいい。⬅︎これも
⑦NSIPは気管支血管束に沿っている。中枢側より>辺縁
⑧NSIPは膠原病や自己免疫疾患と関係
⑨線維性過敏性肺臓炎はモザイクパターンみられる

などなど 知っていることは多いものの結構ためになったので
大学病院では多分もらえるでしょうから
みなさんでみてみてはいかがでしょうか?

一般病院ではおそらく部長先生には配られるでしょうから
みんなで見ているといいかもしれません。
後半部分の嚢胞性肺疾患のところも興味深かったです。

以上 某社から提供していただいた RSNA セミナーを
みた感想でした。

以上 イチロウ でした。

PS. 本日で PI-RADS 2.1 子育てママ支援企画終了です。

女性の先生の受講のお声
「PIRADSver2.1変更事項を重点的に解説いただきありがとうございました。
score2か3かで患者さんの心理的負担が違う、TZscore3はつかみ所が無い、
などと悩んでいましたので先生のお話を聞いてちょっと分かった気になりました。
来週から前立腺MRIを積極的に選んで読影していこうと思います。

何度か〇〇先生のPIRADS講演を拝聴する機会があったのですが、
毎回意識が遠い世界に行くことがありました。
昨日講演とこのビデオは集中できたのでイチロウ先生は話をなさるのが
とても上手、と全く関係の無いことを思っております。
また機会があればよろしくお願いします。」

お忙しいでしょうけれど この機会にご参加ください。

本日21:00 で募集締め切りです。
9,800 ( 税抜き) です。
http://medicaldirect.jp/archives/5446

次も 女性の先生のお声です。
「PI-RADSに必死について行こうとしているレベルなのですが、
御講演で具体的な読影の手順も見せていただきまして大変勉強になりました。
やはりテキストとは全く違って、画像を指していただきながらの解説は
視覚と聴覚から素直に理解できました。
TZのscore 3は本当に悩ましく、score 4以上と2以下ばかりにならないようにしないといけないし、score 3が過剰に多くなると不必要な生検が増えてしまうことになるし、
と優柔不断になりがちです。
少なくともこの週末前までとは違って、もっとクリアに判断できそうです。
特典のPDFもどうもありがとうございました。
御講演にPDFまでいただけると当方がお得過ぎて大変恐縮です。
今後もこのような機会を与えていただきたいのですが、甘えるばかりでなく、もっと自己研鑽したいと切に感じました。
今後も何卒よろしくお願い申し上げます。」
お忙しい中ご感想ありがとうございました。
http://medicaldirect.jp/archives/5446

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整体とおばあさん。黄連解毒湯だけじゃない

駅前のドトールより
イチロウです。

腰痛は治りました。
それは、初めての整体経験からの治癒
かもしれませんし
ただの自然治癒かもしれません。
とにかく両足が2本とも抜けてしまうほど
何回も
引っ張られました。

多分 この治療は私には
あっていません。
でも、謎のおばあさんは一体誰?

さて、昨日の問題の解答は
もうお分かりだと思いますが
あえて、解答をお話ししますね。

すでに病歴に答えはあったのですが

***********************************

メルマガ読者の先生はこちらから

回答:静脈硬化性大腸炎 です。

病歴には 黄連解毒湯を40年間服用していた
とありました。

その中には実は 山梔子(さんしし)
と言う成分が含まれており

くちなし花の 果実が山梔子で

漢方処方としては
鎮静、消炎、止血、解熱、利胆 を目標に
精神不安、充血、黄疸に用いられるそうです(生薬単:p124より)
そのサンシシの中に ゲニポシド という成分が入っていて

ゲニポシドが大腸の腸内細菌によって加水分解され、
生成されたゲニピンが大腸から吸収されて
腸間膜静脈を通って肝臓に到達する間に、
アミノ酸やたんぱく質と反応し、青色色素を形成するとともに、
腸間膜静脈壁の線維性肥厚・石灰化を引き起こし、
血流を鬱滞させ、
腸管壁の浮腫、線維化、石灰化、腸管狭窄を起こす
(Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal
VOL.9 NO.1 MARCH 2004 p50より)
と言われています。

病理学的には
静脈壁の著明な線維性肥厚と石灰化、
粘膜固有層の著明な膠原線維の血管周囲性沈着、
粘膜下層の高度の線維化

CT画像のみでほぼ確定診断が可能で
画像的な鑑別はありません。

EXPERIMENTAL AND THERAPEUTIC MEDICINE 7: 583-586, 2014(台湾の雑誌)
Exp Ther Med. 2014 Mar; 7(3): 583–586.
によると日本が75%, 台湾が17%、香港が3%, 韓国が4% と報告しています。

日本の文献 2009年の比較的(ですが)あたらしいものでは
川崎医学会誌 35(2):171-178,2009 で

静脈硬化性大腸炎 69 例の報告(学会抄録を除く)を
まとめてくださっていて
発症年齢は 28 ~ 80 歳
(平均 60.8 歳)と中高齢者に多く,男女比は 1.1
(男性 36,女性 33)とほぼ男女に等しく見られるようです。

画像は特徴的です。

ただし、腸間膜静脈の石灰化つまり
静脈の石灰化 と読影しないと
動脈硬化性変化と 誤診してしまうことでしょう。
そういう意味でも造影早期相 と後期相で確認できるかが
重要となりそうです。

いずれまとめ動画を撮影しますね。

ちなみにゲニポシドを含む漢方薬は 黄連解毒湯

以外にもあるので注意が必要です。それは

上記図は 漢方薬による腸間膜静脈硬化症

日本漢方生薬製剤協会 発行の PDF 内図より引用 PDF は以下

今日はここまで

以上 イチロウでした。

 

PS.  EASY-PIRADS version2.1子育てママ支援企画
ディスカウントは明日21:30まで

http://medicaldirect.jp/archives/5446

 

 

 

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四千頭身の後藤さんのような・・・画像診断なしで70%診断できますよね。

駅前のドトールではなく
駅から遠い
星野コーヒーより
イチロウです。

本日やっと腰痛が改善しつつあります。
なぜ改善したのか?

それは あるところに行ったからかもしれません。
関連性はわからないのですが
妻の勧めで私も初めてそこへ行ってみました。

それは・・・

*************************************

メルマガ読者の先生はこちらから

そこは 普通の一軒家で3階建の建物
すでに予約を済ませていたのですが
どう見ても民家 です。
恐る恐る ドアを開けると

3人組お笑い芸人四千頭身
後藤拓海(ごとう たくみ)さんに
似た 人が こんにちわーといってきます。
他には誰もいません。彼の後ろには12畳ほどの
広めの部屋の真ん中に置かれた
ベッドが 怪しげに 鎮座しているのが見えました。

怖くなって、「ちゅ、駐車場は? ありますか?」と
私は逃げる口実としてたづねていました。
彼は 口をへの字に曲げたまま
「出て右に 看板が出ています」と

編集後記へ続く・・・

****************************************************

本日は、知っている人は何度も経験されているであろう
疾患なので、すぐにわかってしまうことでしょう。

80歳代の 男性
数ヶ月前から下痢を繰り返していて、かかりつけをその度に受診し、
止痢薬を処方されている患者さん。
内服で治まるが、繰り返しているため紹介受診
となっています。

下痢するときでも1日1−2回程度で
血便も、腹痛もありません。
既往歴に高血圧や逆流性食道炎 があります。

そしてとても重要なのですが
40年間飲み続けているのが 黄連解毒湯 です。

以前も出した記憶があるのですが
覚えておられる先生もいらっしゃるかもしれませんが
その時は 画像を提示しませんでした。

なので、今回は内視鏡所見をご提示します。

えっ? CTかMRIはないのでしょうか?
いらないですよね。
千葉大学の 総合診療内科の I 教授なら
もう終わっています。彼がいうには
70%の症例は病歴だけで診断可能 と言ってましたから

冗談です。でもCT見た瞬間に 瞬殺です。

横行結腸 病変部分のCT colonography

CTC の Air image

CT 横断像:早期相

以上 イチロウでした。

あ、冒頭の続き  忘れてました。

***************

編集後記:

怖くなった私は足が震えているのに気づくまで
少々時間掛かり、駐車場に止めるまでの
時間が相当かかってしまいました。

再び あの 民家に戻るべきかどうか・・・
妻には予約したんだから 遅れないようにね。
と言われていたので、そっちを守らない方が
怖そう? なので、

四千頭身 後藤拓海(ごとう たくみ)さん
の待つ あの部屋に戻ったのでした。

それからは 恐ろしい ことの連続でした。
ここでは 話しにくいです。
最後はおばあさんが 突然 ドアから入ってきて
そのお手伝いを始めたのでした。

なんのことかわからないので
それは また、明日可能な範囲でお話ししますね。

PS. 土曜日 夜から募集している 子育てママ支援企画
は 今の所どなたも申し込まれていません。
この企画は 失敗かもしれないので
今回が 最後かもしれませんね。
日付は 11月9日 土曜日の13:15から日曜日 21:15 まで
約33時間 都合の良い時間でみてください。企画です。

火曜日までのお早い申し込みについては
税は メディカルダイレクトが負担してくださるそうです。

http://medicaldirect.jp/archives/5446

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EASY PI-RADS募集開始。昨日の回答

駅前のドトールにも行けず
腰痛で動けない
イチロウです。

昨日提示させていただいた
症例の回答をお話しします。
一度経験されていれば忘れないでしょうけれど
そうそう経験できるものでもないので
カンファランスにしょっちゅう行かれていないのであれば
名前がすぐに出てこないのではないでしょうか?

知っている先生も
リマインダーとして
聞いていください。

************************

メルマガ読者の先生はこちらから

問題は 30歳代男性の陰茎根部の腫瘤

”1ヶ月半くらい前に血精液出現。2週間前 陰茎下部に(陰囊部)
に1cm大の斑状の腫瘤に気づき生検加療目的に紹介。
触診状2.5cm 大の腫瘤を触知した。可動性あり、圧痛なし 尿道に近い感じ”

回答はこちら

以上です。

イチロウでした。

PS.  来週土日に 試験的に EASY PI-RADS v2.1 の
子育てママ支援企画を行います。条件は子育て中の放射線科関係の
ママ  さん です。

火曜日夜までは 税はこちらで負担。

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30歳台男性のあそこの付け根の〇〇

駅前のドトールより
イチロウです。

さて、秋季大会も終了し、
あとは年内は 地方会が残っています。
おそらく各地の地方会は 混雑することでしょう。
きっと、2会場あったとしたら、
演題の方には人は集まりにくいことが
予想されます。

以前、当方のエリアで私の若い時から
何十年も ほぼ毎月やっているカンファランスに
若者に出席してもらい
情報を 流してもらいましたが

そのうちの一つの症例
当院でも 2009年頃に出会っていましたので
シェアしたいと思いますが

30歳代 の男性で
陰茎根部皮下腫瘤精査と血精液症があり
泌尿器科を受診され、
MRI が依頼されました。CTは行っていません。

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詳しい病歴は

1ヶ月半前に血精液出現。
2週間前に 陰茎下部(陰嚢部)に1cm大
の斑状の腫瘤に気づいたので受診。

動画は以下 動画は3分17秒です。

知っているかいないか だけの疾患なので
答えられる先生は秒殺かもしれませんが

あれ、あれ、と知っていても疾患名が
出てこない先生  私も自分で読影していて
忘れていました。

リマインド していただくのに役立てれば
幸いです。

イチロウ拝

はい、いよいよ
育児ママ 支援企画 EASY PI-RADS 2.1
土曜日に 募集開始予定です。

開催は 来週 11月9日、10日にかけてです。
よかったらどうぞ。

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