COVID 19 放射線科部門で知っておくべきこと 論文

駅前のドトールに
わざわざいけず、インターにあるスタバにも寄れず・・・
イチロウです。

専門医会では2月25日に
PCRより 胸部CTの方が感度が高いという
中国のペーパーを見たあと

新型コロナウイルス肺炎に対するCT検査は、厚労省の示す受診基準を満たし、
云々かんうん というのをすでに2月25日に発表していました。
見過ごしていました。

でも、専門医会は 専門医会に所属していないと
中の胸部CTなどの情報を見れないという・・・
この非常事態に何をしているのか? という感じです。

もっと放射線科医に限らず、内科医でも誰でも見れるようにするべきです。
日本医学放射線学会でウイルス性画像診断サーベイランス
をやり始めたというのはいいことかもしれません。
学会のホームページで公開をどんどんするべきでしょう。

今日は 昨日宣言してしまったので
ロサンゼルス発のペーパー
”COVID-19 アウトブレーク:放射線科では何を知っておくべきか?”

というのを紹介します。

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このペーパーは

Kooraki S, Hosseiny M, Myers L, Gholamrezanezhad A. Coronavirus (COVID-19) Outbreak: What the Department of Radiology Should Know [published online ahead of print, 2020 Feb 19]. J Am Coll Radiol. 2020;S1546-1440(20)30150-2. doi:10.1016/j.jacr.2020.02.008

PDFへのリンクは
https://reader.elsevier.com/reader/sd/pii/S1546144020301502?token=6D4958578182D966E73B8114DCE5F9330FC733AEB70DBE757A91928CA9EFA069D842CEFFC41782727A37B4D09C4C362A

要するにCOVID 19のアウトブレークの状況下で放射線科部門で
何を知っておくべきかという論文ですが

すでに 病院では多くの施設で実施していることであり
改めていうことではないのかもしれませんが・・・

以下  シェーマに記載されたことを和訳しました。

・患者:Portalbelイメージング機器は、患者の輸送を制限します。患者は、放射線科に出入りする際、手術用マスクを着用する必要があります。
・医療スタッフのゴーグル、フェイスマスク使用。使い捨ての液体耐性の隔離ガウン。ガウンの袖口に過剰な機能を備えた使い捨て手袋。
・環境COVID-19が疑われるすべての患者との接触後に消毒する; 画像表示ステーションのマウスとキーボード(読影室が離れているのであれば関係ない)。CTおよびMRIガントリー。非誘導超音波プローブ
・機器のベンダーに連絡して、各機器の最も安全な消毒剤を見つけてください
・強固な封じ込め計画により、ウイルスが患者やスタッフに伝染するリスクが最小限に抑えられます。

シェーマも怒られない限り引用の範囲内で添付しておきます。

3例の症例を画像付きで提供しています。
先生もすでにご存知のふわふわすりガラス、辺縁すりガラス、ARDS です。

持ち帰りポイント として枠で囲っている中には
-NCIP(COVID 19の肺炎)の画像特徴は非常に非特異的であり、
胸膜下および末梢分布を伴う両側性であることが多く、軽度の形態のすりガラス状陰影
からより重度の形態のコンソリデーションまでの範囲があります。
-適切に準備されていれば、放射線科の担当者はCOVID-19のアウトブレイクが
科およびスタッフに与える影響を管理するためのより大きな対策を講じることができます。
-広範な画像所見と伝播経路の両方のために、継続的なデータ収集と大規模な疫学研究が必要です。

読んでみて特別なことは言っていないので
やはり感染対策としての当たり前のことを当たり前に
やることが大事なのでしょうね

イチロウ拝

放射線専門医会の胸部CTの感度がPCRより高いという論文を受けてのコメントの
リンクを貼っておきます。

http://jcr.or.jp/covid-19_200218/

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