昨日の回答 本日21:00締め切りです。

駅前のドトールより
イチロウです。

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昨日の症例は、実は・・・

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昨日の症例は実は 神経内分泌癌でした。
レトロスペクティブに見ても
神経内分泌腫瘍と言えるような信号強度はないし
早期に強く濃染するような所見も見られず
単発な画像の所見からは判断することはできません。

しかし、初診時からいきなり
傍大動脈から連続して、鼠径部までつらなるリンパ節転移巣
の存在は、原発巣がそれである可能性を示唆していました。

肛門管内分泌細胞癌は極めて稀ではありますが
本邦報告の過去の10例はいずれも早期に転移をきたし予後不良
と報告されています。

日臨外会誌 79(10), 2139-2144,2018
日臨外会誌 65 (12), 3249-3252, 2004
日本消化器外科学会雑誌 36 (4), 2003 など

過去の10例を表にまとめた 2018年の論文が最も最新の日本語論文で
参考になると思います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsa/79/10/79_2139/_pdf

肛門管癌自体が日常の診療でそんなに出現することがないので
これほどラッシュに進行するかどうか
つまり いつもの肛門管癌の進行具合が頭に入っていなかったため
今回のようにラッシュの進行をきたしても
お、おかしいぞこれ と思わなかったのだと推察されます。

なので、日臨外会誌 79(10), 2139-2144,2018 のp 2143のくだり
を引用すると

早期に血行性に肝・肺・骨などに転移,あるいはリンパ
行性に鼠経リンパ節転移などをきたし,生物学的悪性度は極めて高い.
広瀬らは大腸神経内分泌細胞癌について, 1 年以内死亡率63%,
3 年生存率 7 %と報告している.指山らも肛門管内分泌細胞癌の予後は非
常に不良であり手術単独では治療に限界があると述べている.

と書かれていることから
逆に 原発巣の状況の割にかなり進行した状態を見たときには
神経内分泌癌を疑ってかかることが必要であることを
教えてくれます。

画像の所見のみからは難しいかもしれません。

以上 イチロウでした。

PS. 本日、本年のセミナーは締め切り 21:00 です。お早めに。

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昨日の回答 本日21:00締め切りです。 への2件のコメント

  1. ジョイス より:

    難しい症例ですね。肛門管癌のリンパ節転移としか思いつきませんでした。NETや小細胞癌はいろんな部位から発生するのでリンパ腫と同様にいつも考慮しないと行けないのかもしれませんね。

  2. ichirou より:

    ジョイス 先生 コメントありがとうございました。
    私は診断できませんでした。お恥ずかしい限りです。

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