昨日の4症例の回答 診断

今日は車の中で病院の医局のコーヒー
を飲んでいます。

さて、オリンピックの開催も怪しくなり
日本は昨日申し上げたように
驚異的に患者数の低空飛行を続けているのに
rocket sky-high の状況のイタリア、スペイン、米国などから
新たに大量の感染者が入ってきて
マスクせずに歩きまわられたら
今まで、日本で我慢し続けていたものが
水の泡 become water bubbles です。

個人的には中止がベターかと。
そしてプロ野球も本当はみたいのですが
無観客でしばらくやっていただく
しかないですよね(相撲のように)。

私は、4月からフィットネスに行くか
迷っていますが、今はやめとこうかなと考えているところです。

さて、昨日の症例 あまりに易し過ぎたかもしれません。
でも、一つのテーマで症例を集めて問題に出すというのは
今も企画の一つとしてやっていくかもしれません。

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その前に以下3講座の締め切りが本日 21:30 お早めに
肝・胆・膵のMRI: なぜCTだけではダメなのか?
http://medicaldirect.jp/archives/4462

EASY PI-RADS 基本から応用まで全てが網羅された明日から読影開始できる教材
http://medicaldirect.jp/archives/5446

松本先生の救急画像診断:特に前半第2部のTop10の救急疾患については目から鱗です。
http://medicaldirect.jp/archives/5649

上記すでに受けてしまっておられる先生は

昨日の回答  もちろん共通項は ”脂肪”
です。

4症例については以下のスライドをご覧ください。

以上 イチロウ拝

ところで佐志先生の教材 今だからこそ家にいるので
動画を見る気になります。音声は車や移動の合間でも聞けますが動画はそうはいきません。
最後まで 勉強が行った先生は 恥ずかしい私と佐志先生との飲み会の録音を
差し(佐志)上げます。

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4画像の共通点 診断は?

駅前のドトールいけず
イチロウです。

コロナは中国で2月18日にピークを迎え
先日は1日の患者数が0人の日が
出てきました。

日本は、やはりマスク、手洗い
が結構実行されている?
のでしょうか?(昨日ドンキで手を洗わずに出て行く人を見ましたが)
感染者数は少ないままです。

一方、イタリアはとんでもない状態ですが
未だにマスクをしているような感じが
ありません。

この状況でオリンピックは
再度日本に感染者が舞い込んでくる感じで
怖いですね。

さて、コロナの話ばかりなので
今日は4つの症例のたった1枚から
共通項目を導き出し、診断するという
あまり やってこなかった出題をしてみます。
想像力 が必要かもしれません。

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向かって左上は、すぐにお分かりだと思います。
その右側はよくよく見るとわかります。
下段左は上段の症例から出題意図が想像できると思います。
最後は下段右は知っているかどうかだけです。

以上
今日はシンプルな出題です。
明日は 以下 3つの講演申し込み締め切り最終日 今回は火曜日です。

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また、圧倒的な量で迫る 佐志先生の 肩関節MRI の 教材 もお勧めします。
特典3.5(中級編)を見直してみましたが、意外にいいので このコロナの機会に
また、肩にどっぷりつかってみるのもいいかもしれませんね。

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なお、ご購入されたら、すぐ image◆medicaldp.com ◆を@に変えて
”購入しました”  とご連絡ください。今なら8%の税金のまま2%はメディカルダイレクト負担

ご購入された先生のお声 どうぞ。
入局後しばらくして、アルバイト先で肩関節のMRIを読まなければならない状況になり、自力で本を調べながら読影するようになりました。しかし、肩関節のMRIはたまにしか見ないので、読めるようになるはずもなく、棘上筋腱の明らかな断裂以外はほとんどわかっていなかったように思います。3つの疾患概念の分類も、magic angle phenomenonなどもわかっていませんでした。今まで、肩関節のMRIは難しいので時間があるときにいつか勉強しようと思いながらも、きちんと勉強せずに時間がたってしまいました。今回のこの教材を聞いて、肩関節の面白さ、奥の深さを感じることができたので、時間を見つけてコツコツと勉強していきたいと決意しました。

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50歳代男性 後腹膜出血 回答

駅前のドトールではない
自宅でコーヒー
イチロウです。

さて、昨日の50才代男性の
貧血、血圧低下の症例について

回答は・・・

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上記 50才代男性 稀中の稀の疾患ですが、
やることは同じです。

回答は
”後下膵十二指腸動脈動脈瘤からの出血”
でした。

画像の説明は以下の画像をご覧ください。
冠状断 再構成してもプロスペクティブには動脈瘤の存在は
指摘できないと思われます。

血管造影では図のようにPIPDの動脈瘤が原因と考えられました。

ちなみに腹腔動脈造影は提示しませんが、正常です。
血管造影でも血管外漏出像は指摘できませんでしたが
同部をコイルで遠位部から動脈瘤、近位部全てを詰めてしまう
いわゆる isolation を施行しました。

細かい話をすると
親カテーテルを空腸枝に挿入するためにうまく形成したりして
空腸枝に挿入できましたが

その後
途中、コイリングを想定していたにもかかわらず
いつもの癖でPrograte でIPDに挿入して、ワイヤーも太めの 0.016GTワイヤーを使用したため
カテーテルの追随が悪く、苦労して動脈瘤近くまで入れたのに
後から、ダブルマーカーのカテーテルを挿入するべきだった事に気付きました。

結局 追随が悪くて一旦親カテーテルごと跳ねてしまいました。
その後、なんとか気を取り直して
PIPD の動脈瘤の遠位部まで
Excelsior SL-10ダブルマーカーカテーテル1.7Fr.150cm
を CHIK*AI 0.014, 200cm のガイド下に 到達することが
できました。

ここまで来てしまえば、コイリングするだけです
いわゆる動脈瘤の遠位から近位を塞栓するisolationを行いました。

今回の問題の回答 と


ポイントを以下のスライドに提示します。


引用文献以下

すべて十二指腸第3部周囲の領域の血腫です。

なのでこの状況を見たときは 膵十二指腸動脈出血を考慮してみてください。ご参考になれば幸いです。

以上 イチロウでした。

PS.  セミナー締め切りはしつこいですが今週 24日 火曜日 21:oo
忘れないでくださいね。このセミナー後は
しばらく この3つのセミナーのお知らせはないと思います。

肝・胆・膵のMRI: なぜCTだけではダメなのか?
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50歳代男性 血圧低下、貧血 治療は?

駅前のドトールにいけない
イチロウです。

今日はコロナのことは忘れて
以前、経験した 50才台の男性
の血圧低下、貧血の患者さんの事例
について、腎機能も改善してきて
快方に向かっているので

お話しします。

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今日は、 この画像を見て先生は
臨床医に対し何を言って
どう行動するのか?
について です。

IVRの先生のご意見も聞きたいところです。

問題としては

問題1:出血はどこからなのか?

問題2 :IVRをするべきか手術か? はたまた保存療法か?

などについて考えてみていただければ 幸いです。

回答というかどうしたか? について

は明日 お話ししますね。

**********************

お約束通り、3月28日土曜日から29日に 33時間見放題の企画
再び行います。コロナで出かけられない中 お勉強の機会にしていただけたら
幸いです。締め切りは1日早い火曜21:00です。ご注意ください。

肝・胆・膵のMRI: なぜCTだけではダメなのか?
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EASY PI-RADS 基本から応用まで全てが網羅された明日から読影開始できる教材
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松本先生の救急画像診断:特に前半第2部のTop10の救急疾患については目から鱗です。
http://medicaldirect.jp/archives/5649

また、圧倒的な量で迫る 佐志先生の 肩関節MRI の 教材 もお勧めします。
特典3.5(中級編)各20分程度の動画を見直してみましたが、意外に?いいので

このコロナの機会に
また、肩にどっぷりつかってみるのもいいかもしれませんね。

http://medicaldp.com/shoulderMRIthirdversionGeneralVersion8%25.html
なお、ご購入されたら、すぐ image◆medicaldp.com ◆を@に変えて
”購入しました”  とご連絡ください。今なら8%の税金のまま2%はメディカルダイレクト負担

ご購入された先生のお声 どうぞ。
入局後しばらくして、アルバイト先で肩関節のMRIを読まなければならない状況になり、自力で本を調べながら読影するようになりました。しかし、肩関節のMRIはたまにしか見ないので、読めるようになるはずもなく、棘上筋腱の明らかな断裂以外はほとんどわかっていなかったように思います。3つの疾患概念の分類も、magic angle phenomenonなどもわかっていませんでした。今まで、肩関節のMRIは難しいので時間があるときにいつか勉強しようと思いながらも、きちんと勉強せずに時間がたってしまいました。今回のこの教材を聞いて、肩関節の面白さ、奥の深さを感じることができたので、時間を見つけてコツコツと勉強していきたいと決意しました。

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昨日の胸部CT画像2例の回答

駅前のドトールに行きたい
イチロウです。

コーヒーは家でも飲めますが

フィットネスにいけず
運動不足で困っています。
一応、ウオーキングは1時間は
休みの日にやっていますが
筋トレができず、お腹もやばいです。

セミナーはすでに締め切りました。
月末開催の分はもっと早く締め切ろうと思います。

さて、昨日のふわふわ陰影 の症例と
辺縁胸膜下分布の非区域性のコンソリデーション

答えは、・・・

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1例目のかなりのふわふわ陰影 淡い境界不明瞭な非区域性の
すりガラス陰影です(赤い矢印)。

回答は インフルエンザA,Bともに陽性 の患者様でした。
コロナ肺炎の初期像と鑑別はむづかしそうです。

2例目は 30歳代のインフルエンザA型です。
コロナ肺炎の少し進行して、すりガラス陰影がコンソリデーションに
大方変化してしまった場合に類似しているように見えます。

さて、インフルエンザ肺炎はそもそもどんない陰影なのか? ですけれど
大分の岡田先生のグループが 2014年に肺炎レンサ球菌肺炎と対比して検討されています。
Ono A, Okada F, Takata S, et al. A comparative study of thin-section CT findings between seasonal influenza virus pneumonia and Streptococcus pneumoniae pneumonia. Br J Radiol. 2014;87(1039):20140051. doi:10.1259/bjr.20140051

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4075588/
上記リンクから フリーで取得可能です。おすすめ論文です。

これによれば
・季節性インフルエンザウイルス肺炎患者と肺炎レンサ球菌肺炎患者のthin slice CT比較
・季節性インフルエンザウイルス肺炎の患者30人(男性20人、女性10人、年齢範囲20〜91歳、平均年齢55.9歳)
・肺炎レンサ球菌患者 71人(男性47人、女性24人、年齢27〜92歳; 平均年齢、67.5歳 )
・市中感染の割合は、S. pneumoniae肺炎よりもインフルエンザウイルス肺炎の患者で有意に高かった(p = 0.001)。
スリガラス陰影(GGA)(p = 0.012)およびクレイジーペイビング所見(p = 0.03)は、
インフルエンザウイルス肺炎が肺炎レンサ球菌肺炎よりも有意に多かった。
コンソリデーション(p <0.001)、粘液栓(p <0.001)、小葉中心性結節(p = 0.04)および胸水(p = 0.003)は、インフルエンザウイルス肺炎の患者よりも肺炎レンサ球菌肺炎の患者で有意に多かった。
・結論:季節性インフルエンザウイルス肺炎と肺炎レンサ球菌肺炎を区別するのに、
コンソリデーションや粘液栓が有用かもしれない。

Table 2を日本語訳 転載しました。

すりガラス陰影、クレージーペービング ⇨ インフルエンザ肺

コンソリデーション、粘液栓、胸水   ⇨ 肺炎レンサ球菌肺炎

以上 イチロウです。

昨日でセミナー締め切りました。
申し込まれた先生 今週末 土曜日PMから日曜日夜まで
の間に コロナを吹き飛ばす勢いで勉強してみてください。
どこにも出かけられないので、勉強のチャンスかもしれませんね。

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ふわふわすりガラス、末梢コンソリ 果たして・・・

カルディコーヒーのみの
イチロウです。

さて、今までにご紹介させていただきました論文から
コロナウイルスの画像所見がほぼ
見えてきたかと思われます。

しかし、果たしてどうなのでしょうか?
臨床医は発熱があり、胸部CTで異常があると
コンサルテーションしてくださるたびに
「コロナでしょうか?」
とまくらことばをおつけるようになりました。

今日のその症例は右肺にコンソリデーションが非区域性に見られる症例
かつ 尿中の肺炎球菌陽性という結果が出ているのに
です(画像は提示しません)。

さて、今回提示する2例はいったい何肺炎でしょう?

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以下自検例
1例目は 年齢、病歴がちょっとわからないのですが
前胸部激痛ということでこられました。

2例目は 38歳男性

夜活気無く、朝から39.8度の発熱あり。市販薬で解熱も来院

回答は明日です。

イチロウ拝

PS. 本日21:00締め切り。

松本先生セミナー  http://medicaldirect.jp/archives/5649
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J Waveジャムザワールドで

家のカルディー飲んでる
イチロウです。

さて、今日帰宅時車の中で
J-WAVE のジャムザワールドを聞いていると
COVID-19の現況についての専門家の意見をというところで
医療ガバナンス研究所というところの
代表の 上昌広 先生(Dr.らしい)のコメントが

とにかく情報が少なすぎて
今後どうなるのかがわかりにくい
もっと政府は
情報を出すべきだ  と仰っていました。

全体の死亡率は3.4%くらいだが、高齢者は中国では10%を超える
中国国内でも場所によっては死亡率が異なる
最も大切なのは、介護施設や病院、自宅などにいる高齢者の感染を防ぐことだ
と指摘されていました。

政府は学校を休校にしたのですが
結局 暇だと言いながら中高生は渋谷など繁華街に出かけて行ってます。
小学生については親が面倒見なければならなくなり
そういう親の動きを止めることはできたでしょうけれど
なんかピントがずれていますよね。

それより不良な大人の動きを止めるべきですよね。

さて、政府は中国と韓国に発行済みの査証(ビザ)の効力を
停止するなど、両国に対する水際対策を強化すると発表したようですが・・・

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その韓国から 初めて出たのが
Yoon SH, Lee KH, Kim JY, et al. Chest Radiographic and CT Findings of the 2019 Novel Coronavirus Disease (COVID-19): Analysis of Nine Patients Treated in Korea [published online ahead of print, 2020 Feb 26]. Korean J Radiol. 2020;10.3348/kjr.2020.0132. doi:10.3348/kjr.2020.0132

です。まだこのころは患者数が少なかったのでしょう9人のスタディとなっていますが
いち早く論文をかけるところは日本人より英語力が優れているからでしょうか。
昔韓国から日本の医師免許を取り、一時私たちの医局で研修をしていた
K Dr.というのがいて、教科書はすべて英語だったと言ってました。
理由は母国語のいい医学の教科書がないから のようです。

日本人は 結構いい日本語の医学の教科書がたーくさんあるため
英語に慣れないのでしょうかね。

それはさておき、韓国人の9人のCOVID-19の胸部CTの検討ですが
・9人のうち3人のみで胸部単純写真の異常が認められた
・その異常のほとんどは末梢のコンソリデーションだった。
・胸部CTでは9人中8人に両側性病変、1人に片葉の逆ハローサイン(+)
・斑状陰影が39%、大きな融合性病変が13%、小結節48%を含む77の病変検出
・末梢78%、背側肺野67%
・病変は典型的には境界不明瞭なすりガラス陰影とコンソリデーションの混合
あるいは純粋なGGO. 斑状あるいは融合した陰影は最初は下葉分布し、また胸膜にそっており
結節状陰影は気管支血管束にそって分布
・症例提示のうち図1に示した患者様はそれまで胸膜下分布が主体という考えを覆し
まるで、バタフライシャドウのように末梢がスペアされたGGOとクレージーペービング  で
構成されていました。以下にその画像を転載します。 
・所見としてまとめた表1では肺野の左右の分布偏りなく、
主に下肺野優位、末梢分布、斑状、コンソリデーションの方がGGOより多い

以上 です。イチロウ拝

PS.

今週水曜日(11日)まで募集しますが、水曜日11日の21:00

きっかりに締め切ります。

3つのセミナーを同時開催は 非常に大変ですが
学会や勉強会に行けない先生のために少しでもお役に立てればと思います。

松本先生セミナー  http://medicaldirect.jp/archives/5649
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AJRからも論文でていました。重複してたら、見飽きてたら飛ばしてください。

駅前のドトールいかず
カルディで買ってきたコーヒーを
煎れているイチロウです。

第70回医学放射線学会、放射線技術学会が
5月15日から6月5日のWeb開催となり
他の有名どころの学会も軒並み延期となっている中
抗加齢学会の案内がきていました。
6月12日から14日新潟開催なので大丈夫と思っているのでしょう
新潟の感染者数は3月8日現在8人です。

どうなるのでしょう。

さて、RadiologyからのCOVID 19の報告は結構
Pubmed で出ていたと思ったのですが
AJRにも5件ほど論文がありました。

そのうちの一つを紹介します。
アデノウイウルスとの比較をしていますが・・・

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論文は

Li Y, Xia L. Coronavirus Disease 2019 (COVID-19): Role of Chest CT in Diagnosis and Management [published online ahead of print, 2020 Mar 4]. AJR Am J Roentgenol. 2020;1–7. doi:10.2214/AJR.20.22954

https://www.ajronline.org/doi/10.2214/AJR.20.22954

・PCR陽性が確認されたCOVID-19感染の51人(女性23人、男性28人、年齢範囲26〜83歳 平均58歳)
・アデノウイルス患者2人(女性1人、男性1人、年齢58と66歳 平均62歳) 合計 53例の検討
・CT画像は初回から追跡CTの合計99回のCT
・最初のCT画像レポートと臨床検査結果を比較し、ウイルス感染を示唆するCTパターンを特定
・結果:最初の2例は他の疾患と誤診もその後の49人のCOVID-19 と2人のアデノウイウルスは正しく診断
一般的にはGGOとコンソリデーションの組み合わせ、小葉間隔壁肥厚、クレージーペービング、気管支透梁像、が多く見られ、胸水やリンパ節腫大は稀。リバースハローは見られたが4%の頻度。
以下の表は Table 2の日本語訳転載です。 
・COVID-19のCT所見は、アデノウイルス感染のCT所見と重複
・患者の管理を最適化するためのCOVID-19の迅速な診断の標準的な方法として有用
・CTは特定のウイルス間の鑑別を行うためにはまだ限界あり

以下画像はこの騒動が治るまでは掲載予定

以上 何度も何度もいろいろなところで言われている画像と変わりません。
ということはCTをとる意味っていったいあるのかなあ? と思ってしまいます。
これは個人のあくまで感想ですが。

イチロウ拝

PS. このCOVID-19の件で全く新商品が作れません。
時間取られすぎです(泣き)。

PPS.

今週水曜日(11日)まで募集しますが、水曜日11日の21:00

きっかりに締め切ります。

3つのセミナーを同時開催は 非常に大変ですが
学会や勉強会に行けない先生のために少しでもお役に立てればと思います。

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軽症COVID-19肺炎の経過について 募集開始

駅前のドトールにはいかず
院内読影室近くのドトールで購入して
帰りの車中で飲んでいる
イチロウです。

東急東横線の綱島駅を最寄り駅とする
Central sports ジムで
エジプトに渡航後 発熱があったにもかかわらず
ジムにその後6日間通い詰めた70歳台の男性のおかげで
ジムが完全閉鎖となりましたが・・・

こんな事態でも開けている方も開けている方です
利益が大事なのでしょうねえ・・・

ところでエジプトってそんなにコロナいましたっけ・・・

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esri ジャパンという地理情報を提供する会社が
現在のリアルタイムの感染者数を無料で提供しています。

https://www.esrij.com/news/details/124546/

そちらの全世界感染状況を見ると
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
エジプトは感染者数が15名となっているので
(おそらく当時はもっと少なかった)
不思議すぎるのですが  推察ですが
空港や飛行機内での感染ではないでしょうか???

3月7日朝現在で 101,917人の感染者
合計死者 3,488人(死亡率3.4%)です。
感染から回復した人の数は 57,376人(56.3%)
その中で日本は420人で世界 8位です。

今日は知っている先生もいらっしゃるとは思います。
重複の際はお読みいただかなくて結構です。時間の無駄です。
部下や同僚、他科の先生に説明できない場合は
お読みいただいてみてください。

Pan F, Ye T, Sun P, et al. Time Course of Lung Changes On Chest CT During Recovery From 2019 Novel Coronavirus (COVID-19) Pneumonia [published online ahead of print, 2020 Feb 13]. Radiology. 2020;200370. doi:10.1148/radiol.2020200370
https://pubs.rsna.org/doi/pdf/10.1148/radiol.2020200490
カッコ内の文字は私の意見や私見です

・レトロスペクティブスタディ で COVID-19肺炎に関する
初期診断から回復するまでの胸部CT所見の変化を検討したものです。
・2020/1/12-2020/2/6 の間でCOVID-19感染確認されたRT-PCR陽性患者
・検討から覗かれたもの:重度の呼吸困難症例、経過中酸素が必要となった患者
・4日間隔で(日本ではありえない状況)胸部CTを繰り返した CTスコアをつけた
・結果: 21人の患者(男性6、女性15、年齢25−63歳 平均40±9歳)
最も一般的な症状は発熱(86%)と咳(57%)
平均間隔4±1日(範囲:1〜8日)で合計82回の肺CTスキャンを施行(平均4±1 回施行)
平均入院期間17±4日(範囲:11-26日)後に退院
関与する最大肺病変は初期症状の発症から約10日でピーク
0日〜26日までの患者を4日ごとに4つの時間的ステージに分類

ステージ1(0-4日):合計CTスコアが2±2の18/24(75%)の患者のすりガラス状陰影
ステージ2 (5-8日):増加するcrazy-paving パターン9/17患者(53%)で合計CTスコアが増加(6±4、p = 0.002)。
ステージ3(9-13日):コンソリデーション。CTスコアのピーク(7±4)を持つコンソリデーション 19/21(91%)患者;
ステージ4(14日以上):コンソリデーションの段階的な改善15/20(75%)患者で、CT scoreの減少( 合計CTスコア(6±4)。)を伴うが、 crazy-paving パターンがない

・結論:疾患経過中に重度の呼吸困難を伴わないCOVID-19肺炎から回復した患者のみについて
初期症状発症からおよそ10日後に胸部CT上最もひどい胸部CT上の異常を呈した。

上記論文は入院中低酸素血症や呼吸不全を呈さず回復を示し退院された患者の
CT経過はどのような経過をとるのかと言う論文であり、
重症の呼吸不全を呈したような症例を完全に取り除いています。
(具体的には1分間30回超える呼吸数、酸素要する、機械的換気要する、室内空気Sp02<90%です。そういう患者様は論文に含まれていません)
ある意味これがリミテーションでしょう。全体像が見えませんね。

レトロスペクティブなので治った人はどんな画像経過だったか?見てみたものです。
その点は注意が必要で、昨日ご紹介したような7日後に
ARDSとなったような症例が全く含まれていないということです。
そのことだけは認識していれば

典型的な軽度のCOVID-19肺炎 というのは
主に下葉胸膜下、片側または両側の小さなGGOとして始まり
クレージーペービングパターン、さらにコンソリデーション主体へと発展
2週間以上ののち、病変は徐々に吸収され、残存したGGO及び胸膜下の帯状陰影が残る
という経過ととるようです。

以下に論文 Table 4から画像の部分だけを抜粋和訳したものを転載します。これを見ただけでも他のウイルス性肺炎との鑑別が難しいことがわかります。

以下に怒られない限り 上記論文の画像を転載します。

以上 今日は 呼吸不全に陥っていない治癒した患者の胸部CT経過はどのような経過をとるのかについてのRadiology 2020.の In print中の Pan F先生らの論文を紹介しました。

イチロウでした。

来週 水曜日まで募集しますが、水曜日の21:00きっかりに締め切ります。
3つのセミナーを同時開催は 非常に大変ですが
学会や勉強会に行けない先生のために少しでもお役に立てればと思います。

松本先生セミナー  http://medicaldirect.jp/archives/5649
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COVID 19 放射線科部門で知っておくべきこと 論文

駅前のドトールに
わざわざいけず、インターにあるスタバにも寄れず・・・
イチロウです。

専門医会では2月25日に
PCRより 胸部CTの方が感度が高いという
中国のペーパーを見たあと

新型コロナウイルス肺炎に対するCT検査は、厚労省の示す受診基準を満たし、
云々かんうん というのをすでに2月25日に発表していました。
見過ごしていました。

でも、専門医会は 専門医会に所属していないと
中の胸部CTなどの情報を見れないという・・・
この非常事態に何をしているのか? という感じです。

もっと放射線科医に限らず、内科医でも誰でも見れるようにするべきです。
日本医学放射線学会でウイルス性画像診断サーベイランス
をやり始めたというのはいいことかもしれません。
学会のホームページで公開をどんどんするべきでしょう。

今日は 昨日宣言してしまったので
ロサンゼルス発のペーパー
”COVID-19 アウトブレーク:放射線科では何を知っておくべきか?”

というのを紹介します。

******************

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このペーパーは

Kooraki S, Hosseiny M, Myers L, Gholamrezanezhad A. Coronavirus (COVID-19) Outbreak: What the Department of Radiology Should Know [published online ahead of print, 2020 Feb 19]. J Am Coll Radiol. 2020;S1546-1440(20)30150-2. doi:10.1016/j.jacr.2020.02.008

PDFへのリンクは
https://reader.elsevier.com/reader/sd/pii/S1546144020301502?token=6D4958578182D966E73B8114DCE5F9330FC733AEB70DBE757A91928CA9EFA069D842CEFFC41782727A37B4D09C4C362A

要するにCOVID 19のアウトブレークの状況下で放射線科部門で
何を知っておくべきかという論文ですが

すでに 病院では多くの施設で実施していることであり
改めていうことではないのかもしれませんが・・・

以下  シェーマに記載されたことを和訳しました。

・患者:Portalbelイメージング機器は、患者の輸送を制限します。患者は、放射線科に出入りする際、手術用マスクを着用する必要があります。
・医療スタッフのゴーグル、フェイスマスク使用。使い捨ての液体耐性の隔離ガウン。ガウンの袖口に過剰な機能を備えた使い捨て手袋。
・環境COVID-19が疑われるすべての患者との接触後に消毒する; 画像表示ステーションのマウスとキーボード(読影室が離れているのであれば関係ない)。CTおよびMRIガントリー。非誘導超音波プローブ
・機器のベンダーに連絡して、各機器の最も安全な消毒剤を見つけてください
・強固な封じ込め計画により、ウイルスが患者やスタッフに伝染するリスクが最小限に抑えられます。

シェーマも怒られない限り引用の範囲内で添付しておきます。

3例の症例を画像付きで提供しています。
先生もすでにご存知のふわふわすりガラス、辺縁すりガラス、ARDS です。

持ち帰りポイント として枠で囲っている中には
-NCIP(COVID 19の肺炎)の画像特徴は非常に非特異的であり、
胸膜下および末梢分布を伴う両側性であることが多く、軽度の形態のすりガラス状陰影
からより重度の形態のコンソリデーションまでの範囲があります。
-適切に準備されていれば、放射線科の担当者はCOVID-19のアウトブレイクが
科およびスタッフに与える影響を管理するためのより大きな対策を講じることができます。
-広範な画像所見と伝播経路の両方のために、継続的なデータ収集と大規模な疫学研究が必要です。

読んでみて特別なことは言っていないので
やはり感染対策としての当たり前のことを当たり前に
やることが大事なのでしょうね

イチロウ拝

放射線専門医会の胸部CTの感度がPCRより高いという論文を受けてのコメントの
リンクを貼っておきます。

http://jcr.or.jp/covid-19_200218/

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