駅前のドトールより
イチロウです。
さて、アンケートは参加いただいたのに
セミナーの申し込みは忘れていませんか?
http://medicaldirect.jp/archives/4462
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それを開いてみた時
私の 心臓はばくばくしていました
それもそのはず
ある日突然!というかやっとの努力が実って
表彰されたのですから
それも あの超大企業である
グーグル から
編集後記に続く
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さて、何回か前のメルマガで
男性のMCN のお話をしました。
男性のMCNは米国の多施設共同研究結果では
7%程度の頻度で存在すること(意外と高い)
男性例のMCNには癌や高度異型を含む割合が40%程度あり
つまり高い頻度で見られるので
MCNが疑われる男性例においてはその発生部位にかかわらず
切除が望まれる。
というものでした。
さて、本日はそれに続いて
同じ母集団のスタディですが 結構権威ある雑誌である
JAMA 系雑誌 2017に掲載されたものです。
正確に言いますと
JAMA Surg. 2017;152:19-25 です。
Association of preoperative risk factors with malignancy in pancreatic mucinous
cystic neoplasms: a multicenter study.
Postlewait LM, et al. です。
これは前回ご紹介のスタディと同じ母集団を使って
視点を変えて
投稿されたものです。
どういう視点かというと
悪性あるいは高度異型を示すMCNには臨床的な
何か特徴がないか?
です。
同じスタディなのでレトロスペクティブ、8施設、14年間は同じです。
もっと具体的にいうとMCNの悪性例は良性例と比較して
どういう特徴があるのか?
過去のデータでは
MCNとの設定で発生する悪性腫瘍(腺癌または高度異型)
の術前の危険因子についてのデータが
乏しかったことから
単にMCNは悪性化のポテンシャルがあるので
今までは(何でもかんでも)切除が望まれていたわけです。
合計1667人の患者が膵臓嚢胞病変の切除を受け、
349人(20.9%)がMCNで、女性89%(年齢53.3才)
- 男性である事
- 膵頭部および頚部発生
- 充実成分または壁在結節の存在
- 膵管拡張
は悪性度と独立に関連していた。つまりリスクファクター
です。
これらのリスクファクターを有するMCNの
約15%に腺がん あるいは 高度異型
が存在します。
MCN関連腺癌は、
通常の膵癌と比較して、
切除時の ”リンパ節転移” の関与が低く
生存率が高い
MCNの切除の適応は再考する必要があります。
(何でもかんでもMCNなら切れというのは如何なものか?)
以上 イチロウでした。
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編集後記つづき
その手紙は
Sundar PichaI, Chief Executive Officer, Google Inc.
サンダー・ピチャイ、グーグル最高経営責任者
からのメールでした。
う? グーグルの社長ってラリーなんとかさんじゃなかったかな?
と思った私は
やはりグーグルで
Sundar PichaI を検索して
現在のグーグル最高責任者であることが分かったのです。
そこには以下のように書いてあります。英語なので飛ばしてもらっても
構いません。
We wish to congratulate you on this note, for being part of our selected winners in our just concluded internal promotion draw this year, this promotion was set-up to encourage the active users of the Google search engine and the Google ancillary services.
“今年の内部プロモーションで当選者に選ばれたことを祝福します。
このプロモーションは、グーグル検索エンジンとグーグル
補助サービスのアクティブユーザーを激励するために設定されました。
したがって、あなたの勝利賞を信じます。
あなたはグーグルサーチエンジンとサービスに対する
積極的な後援者であり続けるでしょう。
グーグルは現在世界中で最大の検索エンジンであり、
最も広く使われる検索エンジンのままであることに確かな努力をしています。
あなたの電子メールの住所は95万ポンド(1.4億円程度) を獲得しました。
あなたが正式に要件をクリアしたことを公式に発表したい
以下の内容(住所氏名など)を記載して返送してくれ“
というのです。
おそらく送金のためのお金を振り込ませようとする
そうです。
フィッシイング詐欺
なんですね。
それにしてもあまりに巧妙につくられたPDFだったので
びっくりしました。
何せグーグルの透かしまで入っているのですから
そこまで見たときには
一瞬 冒頭のようなドキドキが押し寄せました。
ついに 俺もmedicaldirect を立ち上げるのに
どれだけの時間を使ってきたかということを考えて
報われる時が来たな と
ま、かなりの笑い話ですが・・・
ところで 詐欺や詐欺師は英語で色々な言い回しがあります。
初めて聞いておもしろかったのは
con artist ですね。
アーチスト ってなんだよ! 芸術家?か と思っちゃいます。
ちなみに con は confidence を意味します。
とくに信用サギ師の場合 これを使うようです。
他にも swindle, scam, fraud, imposture が詐欺する
詐欺師は
a con artist, a con man, a swindler, a scammer, an impostorなど
以上イチロウでした。
PS. セミナー募集は開始されています。しかも、締め切りは明日です。
http://medicaldirect.jp/archives/4462
状況によってはしばらく開催がない可能性もあります。
今回は、クイズ形式も考案しています。
スマホ参加です。