駅前のドトールより
イチロウです。
(アイキャッチ画像:スペインバルセロナにあるグエル公園:1984年にユネスコ世界遺産に登録)
この間、マンモグラフィ2次検診に行って
3次読影を終了し、事務さんの最終チェック(記載もれなど)を待っていた時のこと
そういえば○○先生最近こられていませんね。という話になり
確か、病院を定年でやめられたと聞きました。その病院にバイトに
いかれている先生が言いました。
私「え? もう定年だったんですか? 若く見えたし、卒年も私より遅かった様な」
誰か「若く見えますよね。かなり」
誰か2「そういえば、定年後はもう働かないそうですよ。このマンモ検診以外」
私「私は定年後もいるつもりですよ。」
誰か2「えー、まだ働くんですかーー。もういんじゃないんですか?」
私「だって マンモだけでは生活できませんよ。」
(ちなみに誰か2の先生はご主人が医者、本人も医者)
この一言を聞いた私の、、、
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誰か2の先生はもちろんダブルインカムでずーっと稼いできていますし
もうお子さんも成人されており、何も心配はいらなくなっています。
なので参考にはなりませんが、少し私の定年後も働こうという
考え方を引き戻す一言にはなったと思います。
また、次回のマンモ検診で定年を迎えた先生に今後どうされるのかを
聞いてみようと思います。ちなみに彼は独身です。
さて、今日は1年も立たないうちに増大していった結節性病変についてです。
症例は70才台の男性
3月にCTを施行したのは炎症反応の上昇です。
実はこの時は、病変が小さすぎて、プロスペクティブに読影されていなかったのですが、
(初回の分の読影は実は私です。見つけていません。)
10月のCT時点で、炎症の原因としてRAがすでに診断されており、
その活動性が高く、生物学的製剤投与を検討中という意味で、Tbの除外、間質性肺炎の有無の評価のために施行されました。
すると右S8の結節がレトロスペクティブに見て増大していることがわかり
読影者(私以外)は、 metastasis を鑑別に挙げ腫瘍マーカーなどの検索を指示しています。
この時CT上は他に異常は見られていません。(以下の図は上記の拡大版)
そして、12月のCTではさらに増大傾向を示し、読影者(私以外)はリウマチ結節と読影しています。
RAがひどく、もしかして、抗酸菌症であった場合、生物学的製剤(インフリキシマブなどのTNF阻害剤)が使えなくなるため
VATS を呼吸器外科に 依頼しました。
さて、先生はどんな疾患を想像されますでしょうか?
今日は以上です。
今日もメルマガご購読ありがとうございました。