急増する消化器内科医、60才台女性の増大する脾臓腫瘤

駅前のドトールではなく
病院内のコーヒー専門店から 持ち帰って飲んでいる
イチロウです。

最近ローテーションしてくる若者の傾向として
手に職をつけたい研修医が増加している様に思われます。
若い段階からすでに人生の設計図を
お金を稼ぐという方向に行っている様に思われます。
そのためには手に職をつける、例えば消化器内科医です。
外科ほど大変なのは嫌だけど、内科系で手に職をつけられるのは
消化器で、将来潰しが効くのでは無いか、ぼんやりと思っている様です。

鼻いや端(はな)から大学に残って研究なんてやろうと思う若者は極めて少ない様です。
当然一般病院にこられている研修医なので
バイアスがかかっていることは間違い無いのですが、
少なくとも当院においては消化器内科医が急増しています。
こんなに必要なのかと思うほどいます。

そうなると病院は 真っ赤な方向へと進むことになるのでしょうか?
ちょっと心配はしています。
当然、消化器内科医が増えてくれば、競争が激しくなる分
開業後の(患者の取り合いで)食い扶持が少なくなることも考えられるのですが、、、

さて、以前も言いましたが、パソコン内を整理していて
症例が蓄積しているので
今日から数例の脾臓症例を提示します。

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メルマガ読者の先生はこちらから、

脾臓疾患って極めて少なく、巡り合ったのに画像が不十分であるという
皮肉に巡り合わせてしまい
え、造影もないのかよ。MRIってとってないのかよ。というのも
ありますが、実際の臨床ではわかる範囲で判断しなければならないこともあるので
一応、挑戦してみてください。

では、

今日の症例は 60歳女性で 右乳Ca. にて手術を施行。
喘息があったため、全て単純CTのみで、造影のMRIもされていません。
また、当時はDWIBS の概念もなかったので、造影ができないという点で
乳腺のMRIも撮像されていません。

あるのは経過を追った単純CT と最後に脾臓を摘出直前のPET-CTのみです。
先生はどの様にお考えになりますか?
ちなみに、乳がんは切除されていますが、左腋窩リンパ節の再発をきたしたのと
同時に脾臓が腹腔鏡下で摘出されました。

今日は以上です。

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急増する消化器内科医、60才台女性の増大する脾臓腫瘤 への1件のコメント

  1. 後藤 より:

    増大傾向からは悪性の可能性がありますが、FDG集積に乏しく転移らしくないです。
    悪性であれば血管肉腫とかでしょうか。

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