考えてみれば、知っていれば回答できたかもしれません。当たり前か・・・

駅前のドトールより
イチロウです。

さて、昨日の回答ですが、
知っている先生は知っていますが
知らない先生は知らないのでしょう。

私は後者でした。

********************************

メルマガ読者の先生はこちらから

私の恥ずかしい読影をまず 以下に(重要な部分だけ抜粋)
*******************************
・虫垂は最大径5mm 前後とほとんど腫大は見られません。近傍に液体貯留を伴っていますが、液体濃度は高くはありません。ただし、右下腹部の腸間膜の脂肪織濃度は若干上昇しています。盲腸壁はやや肥厚していますが軽度です。右腹部腸間膜に1cm前後の小さいリンパ節腫大を認めます。

・右腹部小腸には35×31mm 大の類円形で内腔外に突出し濃染する結節が見られます。GIST が疑われます。

<画像診断>
CT上急性虫垂炎との診断は困難。盲腸軽度炎症 → USとも御対比を。
小腸 GIST 疑い
*********************************
ひどいもんです。

早速 回答ですが

あまり今日は時間がないので
かいつまんでお話しすると

診断はメッケル憩室炎

でした。

手術では虫垂の腫大はなく
小腸を検索していると
回盲部より60cm 口側にメッケル憩室炎を
認めたそうです。

つまり術中に診断され、病理で確認されました。

病理は 虫垂は組織学的にはカタル性の虫垂炎はあったようです。
一方、メッケル憩室については
組織学的に真性憩室が見られ、憩室壁内に
異型性の乏しい、異所性膵組織がみられた

と記載されています。
つまり充実性病変に見えたのは
異所性膵組織だったというわけです。

私が読影したように GIST なんかじゃありません。
お恥ずかしい話です。

また、部分的には小さい膿瘍形成もみられたようです。

以上 今日は 急性腹症できて
急性虫垂炎 ではなく、メッケル憩室炎 だった症例
を提示させていただきました。

イチロウ拝

さて、土曜日深夜から エントリーオンにしている
2つのセミナー

本日中には 税率据え置きですが8%かかります。お早めに
そして、申し込みは 木曜21:30には締め切ります。

松本先生セミナー
http://medicaldirect.jp/archives/5649

EASY PI-RADS 2.1 version
http://medicaldirect.jp/archives/5446

締め切りは 木曜日 21:30 です。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。