急性虫垂炎と思っていたら・・・(放射線科医は思っていませんが当てられません)

駅前のドトールより
イチロウです。

さて、今月から回っている
研修医が その前日の救急画像を
読影していると・・・

前日の当直医が
明らかな虫垂炎をお家に返していました(帰宅させていました)。
それにはいろいろな事情があり

まずは、初期研修医(その日は1年目当直)が見て
それを上の当直している内科医が見る
と言う感じで 夜間救急は対応しているのですが

上級医である内科医が
日常の専門外の領域の疾患を見た場合だと
そのようなことは起こりえます。
(つまり1年目初期研修医も素人、上級医の内科医当直も
素人 という感じです)

しかし、2年目の初期研修医ともなると
さすがに虫垂炎は見逃しません。
私に ちょっと自信がないので確認していただけませんか?
といってきました。

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まあ、放射線科医なら専攻医1年目でも
自信を持って 虫垂炎と言える
虫垂石を持った虫垂炎でしたので
ここに提示するまでもありません。

しかし、以下の症例はいかがでしょうか?

70歳台 男性

腹痛にて夜中の2時に目覚め当日近医受診。

痛みは右下腹部主体。

急性虫垂炎を疑って、CT施行。

診察上は腹膜刺激症状、defanceや 反跳痛あり。

緊急手術となりました。

WBC 1,0800, CRP 0.65(翌日は8.50)

読影は私がコンサルテーションに対応して読みました。

画像は以下の動画をご覧ください。

 

さて、先生の診断はいかがでしょうか?

私の読影はこんな感じでした。というのは明日お話しします。

以上 今日の症例提示でした。

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終了です。水曜日の夜、木曜日 21:00までで締め切りですが、そこは割引ありません。どうせならお早めにどうぞ。

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ではまた、明日水曜日にお会いしましょう。

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