駅前のドトールより
イチロウです。
その日もいつと何も変わりなく
早朝から読影し ある程度たまっていた
読影がはけて
昼過ぎまでは順調だな
と思っていたところ
現同僚と昼食を食べ
まったりとした
時間を過ごしているときのこと
彼はそれをぶち破るように
でも淡々静かに
読影室に入って
来られました。
そのベテラン外科 Dr は
今朝とられた
画像を読んでほしいとのこと
でも、もうIVRは決まり的な
雰囲気でした。
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症例は50歳代の男性
胆のうCa.の手術を施行後
約20日間は経過していて
今朝はルーチン画像を撮影
(それまでは切迫したことの記載は
カルテにありません)
昼からドレーンチューブから血液が
引けてきたとのこと
それを聞いた瞬間
IVR は決定だなと察知しました。
しかし画像は朝撮影されたのに
なんで今頃 コンサルト?
と思った
私の顔をつきを読んだ
その外科医は
ドレーンから血が出てきたのは
さっきとのことをお話しになり
CT上出血源?を聞いてこられました。
CT画像は期限付きで下に提示しますが
胆嚢窩の切除された部位に
ドレーンが挿入されているのですが
そのドレーンと右肝動脈が
接触する部位で仮性動脈瘤を形成していました
CT撮影時は一瞬出血が止まっていたものと考えられます。
すぐに CT 室に電話して3D 画像を作ってもらうことにしました。
現 PACS でもすぐに3D 画像がで作れるのですが
私自身の3D操作が下手なために
うまく3D画像は作れませんでした。
(技師さんに感謝です)
出血部位は明瞭であり
すぐに血管造影となりました。
なにせ動脈から吹いているのですから。
さて、戦略なんですが
できれば IVRの Dr. コメントを
お願いできればと存じます。
血管造影については
IVR素人のわたしのを明日 日曜日提示しますね。
イチロウ拝
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とりあえず血管造影の所見にもよりますがRHAの瘤のところ遠位から近位にかけてコイルで詰めれば良いと思います。LHAは温存されるでしょうから、肝血流も心配ないでしょう。自信があるならプッシャブルコイル。自信がないならディタッチャブルコイルでやれば、全く問題なし。想定外の所見がおきない限り
後期レジデントの卒業条件程度の処置内容とおもいます。
早々にコメントありがとうございました。後期研修医卒業レベルなんですね(苦笑)。
後期レジデントの卒業条件程度は言いすぎかもしれませんが、上級医が助手に入って見守りながら、術者を後期レジデントにやらせる感じではないでしょうか
最近はバイアバーンなどの血管用ステントもありますが、そこまでの症例ではないと思います。