松本先生セミナー本日締め切り予定 昨日の問題回答

駅前のドトールより

イチロウです。

さて、昨日 夜から
松本先生救急画像診断セミナーを
受付開始しました。締め切りは26日 水曜日

世界中から講演のオファーが絶えない エキスパートが教える救急画像診断力を鍛える方法

昨日の問題については

70歳代の女性 下腹部痛で
来られ、

フリーエアーは少ないものの見られるので
消化管穿孔ということはすぐわかります。

しかし、どこが穿孔したか?については
非常に難しく・・・

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メルマガ読者の先生はこちらから

選択肢は
①胃
②十二指腸球部
③十二指腸第2−3部
④空腸
⑤回腸
⑥右側結腸
⑦左側結腸
⑧S状結腸
⑨直腸

のうち めくって行って
上部消化管の可能性が薄い とお感じになると思います。
胃穿孔の場合、いつもではないですが
結構 胃に空いた穴とその周辺の強い脂肪織濃度上昇が有り
比較的わかりやすいですし

十二指腸穿孔もその付近にフリーエアーが絶対ではないですが
あることがありますし
周囲脂肪織濃度上昇も生じます。

小腸穿孔に関しては除外診断的になりますので
まず、下部つまり大腸穿孔を探します。

すると下腹部腸間膜の脂肪織がやたら汚いことに気づきます。
よし! 大腸穿孔だと思い
いわゆる Dirty mass を探します。 しかし、、、
それが見つからない

その代わり左側腹部に限局性液体貯留が複数箇所見られ


下行結腸壁の著明な肥厚が見られ

それは
連続してS状結腸壁から直腸壁にまで達しています。

また、骨盤腔右側には膿瘍を疑わせる被包化された液体貯留
が認められます。

後腹膜にガスがある点から


腹膜反転部より下方の直腸かなとも思わせます。

結局 読影としては S状結腸か直腸の穿孔と
いうかもしれません。

最終的に手術が施行され

上部消化管、小腸の穿孔は無し
穿孔部位は見つけられず、可能性の高い
直腸を切断し、人工肛門を造設することとした。
と術記録にあり、術中は穿孔部位は同定できませんでした。

結局は  II型直腸癌で 6x4cm程度の大きさのがあり
深達度 SE  で腫瘍部で全層性の腸管壁脱落ありとのことで
直腸癌により 直腸穿孔 となりました。

以上 イチロウでした。

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さて、24日夜より 松本先生年末セミナーの
申し込みを受けています。
年末に 最後のお勉強をしておくのはいかがでしょうか?

イチロウはセミナーには登場しませんが
最初と 最後で ちょっとだけ声は出ます。

今回の特典は 3時間セミナーの PDF
イチロウの追加特典 としてセミナー内で出てくる
松本先生の言われている Top 10 の疾患を掘り下げて
症例提示した PDF を提供します。

締め切りは本日夜 予定 です。

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