駅前のドトールより
イチロウです。
先日 ある外科医が久しぶりに
やってきて
コンサルテーションされました。
現在、外来棟が放射線科から
かなり遠くなっているので
よく来てくれましたという感じです。
でも、やはり救急疾患で(今回は術後症例ですが)
かつ手術が必要なものか否かは
どうしても知りたいので
彼らには遠くても
はるばるやってきていただいています。
これが電話なら
多分 通常の読影ができないくらいの
電話数になることでしょう。
気軽に電話するでしょうから
電話コンサルとは基本無しにしています。
前置きはいいとして
患者様は80才台の男性
直腸Ca.術を腹腔鏡で施行。回腸瘻を造設しましたが
術後1週間で イレウス状態となったので
回腸瘻から
ネラトンチューブを
挿入したというのです
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しかし、挿入してからも一向に良くならず
お腹ははってくるわ お腹は痛いわで
CTをとったので
見てくれないかということでした。
症状、所見と相関するかのように
小腸の拡張は改善しておらず、
人工肛門付近から末梢の腸管は拡張なく
同部より口側の小腸の拡張が徐々に増悪していました。
人工肛門付近の拡張した小腸の周囲の
腸間膜はかなり汚くなっており
腸管外の空気とその周囲に液体貯留が認められていました。
外科医はその時の私の説明には落胆し
なんと、ネラトンチューブを入れ替えるということをしたようで
その後のネラトンチューブからの液体の出が良くなって
患者様が楽になったというのです。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか??
先生だったらなんて言いますか?
イチロウ拝
PS. 松本先生の10月31日 19:00からのセミナー
タイトル”世界中から講演のオファーが絶えない
エキスパートが教える救急画像診断力を鍛える方法”
募集ページがまだできていません。遅くとも金曜日の朝には
なんとか間に合わせます。なので、募集は
日曜日まで受けつけます。
今回はかなり切羽詰まっています。松本先生のセミナーは
なかなか日本で受けることができないので
貴重な機会と思います。
また、イチロウはセミナーにあまり時間制限を(通常は一人長くても1時間)
設けていないので2時間程度はやってくださるかもしれません。
募集は明日です。よろしくお願いいたします。