駅前のドトールより
イチロウです。
(世界遺産:エジプトギザの墓地にあるピラミッド複合体と大スフィンクス)
さて、以前遠隔地に読影室を作って読影をする予定であるというお話をしました。
最近物件が見つかり、それもかなり駅近物件が見つかりました。
しかも駅からも歩いて200m もないくらいの便利な場所にです。
物件が確保でき申し込みも内覧も済んで、契約へ進むことになり
1-2ヶ月以内には本格的に運用ができる運びとなりました。
問題は端末の速度です。病院にいる時と同じ様に動かなければなりません。
ただ、業者をよんで伺ったところ
通信速度については大学病院と分院で結んでいる通信インフラを手掛けた実績のある会社である
ということ
実際の通信速度は、その地域でどれだけの人間がインターネットを使用するかどうかに
かかっているだけだということを伺いました。
そして物凄い数のアクセスがその地域(マンション内という意味でなく、NTTが扱っているエリアごとにそれは決まる様です)に生じる環境にならない限り
速度は問題ないと言ってくれました。実際には体感してみないと実感できませんが、、、
で、以前これに関連してアンケートをお願いさせていただいて、
もうそれが集まらなくなったので集計結果をご報告したいと思います。
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まず、質問1では加算幾つをとっているかという質問でした。
加算1が13%, 加算2が60%、加算3が13%、
加算が取れていないのが13%という結果でした。
意外にも加算2の割合が多かったのには驚きでした。
加算が取れていない理由としては
遠隔画像に外注しているため、月に2-3件程度、院内読影医の不得意分野を外部の遠隔読影医に出しているから、一時不在時に遠隔外注しているため
という結果でした。つまりわずかであっても遠隔に流した瞬間
加算1が取れなくなるという厳しい現実がある様です。
実際1人で病院の全部を読影されている先生は、加算をとろうとすると
夏休みなんて休んじゃいけない ということになるわけです。
また、数人であっても読影依頼の数がキャパを超えていたら当院の様に
外注せざるを得ず、加算は取れないということになります。
昔、加算の締め付けが緩かった当時、遠隔に出しまくって、
加算2をとっていたという施設が槍玉に上がり遠隔1件でも流すと
アウトという厳しい加算に対する締め付けになってしまった様です。
しかし、現実的にはおかしな話です。加算を取りたかったら休むな、終わるまで
何時になるまでも働けと厚生労働省に言われている様でひどい話だなと思います。
月に何件以上はアウトというくらいに緩めて欲しいものですが、、、
逆に加算2については大学病院のみならず中小の市中病院でも案外とっている病院は
多いかもしれず、60%という数字になっているのかも知れません。ただ、毎日毎日80%
読影しなければならないというノルマに縛られ、読影の要求が無い様な
脳外科や神経内科のCT、整形からの骨のCTなども読まなければならないのかと
思うと憂鬱になりそうです。加算2を頑張って維持されている先生には敬服いたします。
質問2ですが、常勤は何人ですかという質問ですが
専門医10人以上は10%との回答で、おそらく加算3を取っている施設だと思われます。
専門医6人以上10人未満の施設も13% あり、
上記質問1で加算3は13%あったので、その一部は加算3を取っているのだと思います。
専門医5人の施設は0%
専門医4人が3%、専門医3人が6.7%、専門医2人が30%、専門医1人が36.7%と最も多かった様です。
専門医だけの数を出したので、もちろん専門医直前や一次試験を通った専攻医の
数を含めてみないと実態はわかりませんが、専門医の人数からの参考値です。
大学病院は会議もカンファランスも学生担当もいるのでかなりの雑用が多い中で
頑張って加算をとっておられる(取らされている?)のかもしれませんが
専門医の数で言うと1人や2人しかいないにもかかわらず
頑張って加算1や2をとっておられる一般病院の先生がいらっしゃることには頭が下がります。
私の知っているある施設ではCT2, MRI 1しかなく専門医3人と非常勤4−5人
で余裕で加算2を取っている施設もありました。
私の施設ではCT3, MR2, RI 1なので専門医2人しかいない状況ではやはり
加算は取ることが難しい様です。
つまり実際はモダリティの数と専行医を含めた放射線科医全体の数を見ないと実態はわりません。
あくまで参考です。
さて、今日はかなり長くなったので結果報告はここまでとします。
以上です。イチロウでした。
今日もメルマガご購読ありがとうございました。
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締め切りは2/6です。
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救急画像診断セミナーは 需要がほとんどなくなってしまった様で
今回募集するかわかりませんが、できる様だったら募集します。