87歳男性 前立腺Ca., RCC既往歴。嘔吐、意識障害発症でCT撮影

今日は前置きのいつもの話はなく
ダイレクトで 症例提示します。

(タイトルの世界遺産は、クロアチア、プリヴィツェ湖群国立公園の原生林と滝)

87歳男性
他院より転送搬送
既往歴に前立腺癌陽子線治療、腎癌手術があり。
20XX年2月XX日 夕方頃からふらつき、めまい、血圧上昇あり。
血圧は180を超えていました。様子を見ていましたが、改善せず、
翌日起床時から反応が乏しく自発動作も見られなかったため、救急要請。
他院受診時に静脈洞血栓症によるくも膜下出血と診断がされた方です。

3月初旬 嘔吐、意識レベル悪化でCT施行したところ、、、

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(メルマガ読者の先生はこちらから)

以下のような所見となりました。

そして6日後です。

どのようにお考えになられるでしょうか?

以上です。本日もメルマガご購読ありがとうございました。

以下は締め切りもうすぐです。

なんとなく行う非体系的救急画像診断を理論的画像診断に変えるヒントを世界的エキスパートの松本先生がわかりやすくこの正月に解説しますが、、、

 

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87歳男性 前立腺Ca., RCC既往歴。嘔吐、意識障害発症でCT撮影 への1件のコメント

  1. ジョイス より:

    いつも興味深い症例のご提示ありがとうございます。
    胃壁の壁内ガスと門脈無いガスが経過観察で消失しています。腸管気腫+門脈内ガスは腸管壊死を疑い、高次医療機関に搬送搬送されますが、外科診察で初見が乏しく、経過を見ているうちに消退する症例が時々ありますね。大体状態がわるかったり、寝たきりのような人が多い印象です。腸管内圧亢進+腸管粘膜障害からガスが腸管壁内や門脈内に侵入するのではと思われます。まれにフリーエアを合併していることもありました。
    来年も情報提供よろしくお願い申し上げます。

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