本読むスピード低下、前回、前々回の回答ポイントだけ

駅前のドトールより

イチロウです。

 

最近、本を読むスピードが落ちてしまったと

感じているのですが、

本の内容もだいぶ偏っています。

 

こんなジャンルも読まなきゃと思って

読んでいても面白くないものは無理ですね。

 

例えば 永遠のO(ゼロ)の

百田尚樹さんの “カエルの楽園”

なんかは 日本の防衛についてのたとえ話をしているのですが

なかなか読むのは辛かったです。

 

政治にめちゃくちゃ感心のある人でないとちょっと・・・

 

あと 道尾秀介さんの

“透明カメレオン” も読んでみましたが

これは確かにミステリー的ではありますが

ミステリーとして読もうとすると中途半端な

感じがして、

 

はたまた ほのぼのとした人間ドラマとして

読むと こんなに長くする必要あったのかなあ

とも思ってしまいます。

 

そんな中で好き嫌いは分かれるかもしれませんが

ミステリー的に面白く、あっという間に読み終えてしまったのは

知念実希人さんの

仮面病棟と 時限病棟 です。

読む順番としては 仮面病棟から読んだ方が

良さそうですが、時限病棟の方が手が込んでいます。

ミステリーが好きな先生にはいいのかなと思います。

 

その中でやはり1度読んでいるにもかかわらず

感情が揺り動かされたのが

東野圭吾さん(ファンということもあり

バイアスかかっているかもしれませんが)の

“祈りの幕が降りる時” ですね。

人気の“加賀恭一郎シリーズ”なので

初めて東野圭吾さんの本を読む人には

どうかとは思いますが(シリーズの最初から

読むほうが感情移入しやすい)

 

感情を動かされるストーリーという点ではさすがで

宮部みゆきさんほどの冗長さのない400ページ

ちょっとの本であってもさほど厚さを感じません。

 

現在、イチロウは最近テレビでやっていた海堂尊さんの

ブラックペアン にあやかって

本のブラックペアンも読みましたが

今はその続編である ブレイズメス を読んでいます。

これもブラックペアンの渡海を超える

型破りな天城という医師の活躍を描いています。

 

さて、本の話はこれくらいにして

先週の問題の解答をおはなししますね。

 

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さて、前回の回答わかりましたか?

 

その前に前々回の

骨シンチグラフィ上心臓が集積するシチュエーション

についての話の回答をしていませんでした。

 

その可能性として

心筋炎、心アミロイドーシス、急性期心筋梗塞、心臓の石灰化など

が考えられるのですが

臨床的に、そしてCTを撮像すると絞られてきます。

 

心臓に石灰化はなかったこと、急性心筋梗塞や心筋炎の所見は

ないことより

心アミロイドーシスが候補に上がってきます。

 

残念ながら、症状もないことから

乳がんのスクリーニングとして骨シンチグラフィの依頼を出した

乳腺外科医はその後何も調べていないようですが

 

可能性として最も近いのが心アミロイドーシスです。

実際に心アミロイドーシスでもいいか?

ということで論文を探すと

 

Glaundermans AW et al.

Bone scintigraphy with (99m)technetium-hydroxymethylene diphosphonate allows early diagnosis of cardiac involvement in patients with transthyretin-derived systemic amyloidosis.

Amyloid. 2014 Mar;21(1):35-44. doi: 10.3109/13506129.2013.871250. Epub 2014 Jan 23.

がヒットしました。

結論として

”骨シンチグラフィーは、トランスサイレチン由来全身性アミロイドーシスの患者における心臓関与の早期診断を可能にする。”

というものです。

 

ちなみに全身性アミロイドーシスの一つの型である

老人性全身性アミロイドーシス

のアミロイド蛋白名はATTR

で、その前駆体はTTR(トランスサイレチン)です。

 

老人性全身性アミロイドーシス=ATTRアミロイドーシスです。

そのATTRアミロイドーシスは

心臓や肺、全身の小血管壁などに野生株トランスサイレチン(TTR)

を前駆体蛋白とするアミロイド蛋白(ATTR)が沈着する病態であり

 

組織学的なアミロイド沈着の同定と,

TTR に対する免疫組織化学によって診断されます

 

無症候のことが多く, 生前に診断に至ることは少なく

時に不整脈や心不全などの心症状を生じ問題となる症例があるようです。

 

なので、この症例も偶発的に乳がんについての骨シンチグラフィで

見つかったものと考えられますので

症状がなければ良いのかもしれません。

 

前回の回答のポイントだけお話ししておくと

 

①神経線維腫症I型(NF1)(レックリングハウゼン病)では

血管の脆弱性を生じ、大出血を生じることがある

わからずに手術をして血管をちょっと傷つけただけで大出血で致命的になった事例が存在する

当院でも血胸で手術をして、止血に難渋した症例を経験しています。

②もう一つ、この症例で大事なことは

遅延相での血管外漏出が不明瞭なこと

早期相では腰動脈からのextravasationが

見られるのにです。

その所見が横突起のそばだったため分かりにくかったこと

でした。

その目でもう一度画像を見直してみてください。

 

イチロウでした。

イチロウは一週間夏休みに入ります。

以上です。ありがとうございました。

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本読むスピード低下、前回、前々回の回答ポイントだけ への1件のコメント

  1. うーん より:

    たしかに、言われてみれば早期では血管外漏出がありますね。
    横突起と見間違えてました。
    とても勉強になりました。
    ありがとうございました。

    Have a nice summer vacation!

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