メルマガ空白の理由。前回の回答は〇〇麻痺です。知ってますよね。

駅前のドトールより

イチロウです。

 

かなりメルマガの間隔が空いてしまったのは

実は、雪の影響と娘が結構大変な状態になっていて

1週間何もできずに過ぎていったのに加えて

私自信にもあることが起こってしまったからです。

後半の方に続く。

 

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その前に

前回 左片麻痺の患者さんの

CT画像でむくみ的な所見があって、

拡散強調像を撮像すると高信号、

ASL(Arterial Spin Labeling)上

血流低下ではなく 逆に上昇(赤く描出)

MRAも右MCA、PCAが対側より太めに

見えていました。

 

一体これはどういうことか? ということでした。

ちなみに ADC map では皮質に沿ったところは低信号

ですが、その間はさほど低信号ではありません(その意味は解釈不能)。

 

これを説明するには ”Todd 麻痺” という言葉が必要です。

Todd 麻痺とは けいれん発作後に見られる一過性の運動麻痺のことを指します。

一過性ですが、数時間から長い時は数日も麻痺が続くこともあるようですが

48時間以上持続する場合には いつもと同じと考えず

画像検査することが推奨されます。

 

Todd麻痺は

いわゆる stroke mimics (脳卒中類似所見を呈するが脳卒中でないもの)

(臨床的に脳卒中を疑うもののうち5-30%がmimicsです)

の一つです。

今回のようにけいれんフォーカスのある反対側の

身体的な運動麻痺、感覚障害、言語障害、注視運動障害などが起こるようです。

 

画像的なポイントはやはり

パーフュージョン画像であるASL です。

MRAも参考にはなりますが ASLでバッチリ血流が増加している

ことこそがけいれんフォーカスを意味しており

その対側の麻痺はすなわち Todd 麻痺を推定させます。

Key image ブログ添付

 

ADC map は今回のを見ると拡散強調像で高信号の部分が

低信号に見えるので 間違えてしまいそうです。

そういう意味でも救急時間でも

MRI が撮像可能かつASLも撮像できると

stroke mimics  を間違って治療しないで済みそうですが・・・。

 

(残念ですがこの流れには)放射線科医は関与していません(すいません)

 

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冒頭からの続き

 

それは、インフルエンザもどきにかかっていたからです。

2月3日土曜日の夜 350ml缶ビールを飲んで、ワインも1杯(180ml)飲んで

寝ようっかなと思って寝たら

心拍数は急上昇しかなりお酒に酔ってしまい(普段なら酔う量でないですが)

もう二度と酒飲みたくないなあと

眠れずに考えていたところ

 

翌朝、フィットネスに行く直前

なーんか調子悪いと思いました

娘も妻も いつもの”フィットネス行きたくない病”だろう

と呆れていたのですが

(実際は一度もそういう行きたくないが理由で休んだことはないのですが

そういう印象がこびりついているようです)

 

とにかく調子が悪い の一言で 横になって熱を測ると37.3℃ ???

熱あるやんけ と思ったらあれよあれよと 38.5℃まで上昇

ま、まさか インフル

うつったかああああああ

と確信し、 以前予防用に自費購入していたタミフルが数錠あったので

朝夕 2錠飲んで寝続ければ数日で治るでしょ。

と思っていました。もちろん月曜日は休んで病院にと言うつもりでした

 

翌朝も当然あまり解熱はせず38.3℃くらいで近医受診。

インフルエンザは 陰性でした。

しかし、近医の先生は”多分インフルエンザでしょう”

ということでイナビル(インフルエンザの吸入薬)をいただき

 

その日月曜日午後には一気に36.5℃に解熱

効いた 効いた

ということで木曜日には出ようかなと思っていたら

(実際には感染対策委員的には今週いっぱい休みが妥当なようですが、

インフルエンザとは出ていないので先生も木曜日ならOKでしょうと)

 

しかし・・・

翌 火曜日 夕方から熱が再上昇してきました。

う? うそでしょ

といううちに20:00頃には38.5℃に

おかしい 何かおかしい インフルエンザじゃない!

 

自分のいた自宅近くの某大学病院なら解決してくれると思い

すぐに(20:30頃)到着しました(夜間急をやっています)

 

すると とっても

こわーい こわーい 看護師に問診を受け(トリアージしているようです)

なぜか自宅の結構正確な最新の体温計で38.3℃だったのが

15年前くらいのしょぼ-い体温計で再度測らされ、

37.3℃に解熱したようになってしまい かなり軽症扱いで

 

結局 後期研修医の3年目くらいの

馬鹿丁寧ですが、かなりたよりなーい先生に診てもらい

もう一度 なぜかインフルを調べ、陰性で、喉を見てみてちょっと赤い

と言う点をすごーく強調され咽頭炎の診断で

カロナールのみで返されました。

 

ちょい待て、咳も痰も全くなし、喉もの痛くないのに

咽頭炎? それはおかしいだろう? 私はなんらかのインフル系だけど

二次感染していないか? を心配していたのに・・・

採血もXpもする必要なし! インフルでもないけど 咽頭炎!

の診断で無理くり返されました。

 

結局 その日は苦しみながらほとんど一睡もできず

解熱剤のみで過ごした次第です。

自分では”扁桃周囲膿瘍が縦隔へ進展しそうな夢を見ました(ちょっと寝たんやないかーい)。

 

翌日水曜日には解熱剤で少し熱は下がり37.7℃でしたが

採血をしてもらえそうな少し離れた医院へ行くと

 

「インフルエンザでも60−70%の感度の検査だし

インフルエンザが長引くこともあるんですよー」とやはり歯切れ悪目ですが

咽頭炎は否定的、

「インフルではないけど別のウイルスかなあ」と悩まれていらっしゃったので

 

そこは頑張って前日大学病院でやってくれなかった

血液検査とXpだけはやってもらうよう懇願しました。

 

Xpは陰性(これはある理由からとってもらいました)、

血液検査は WBC 11300、左方移動あり、

CRPはなんと9.2もありました。

どうりで辛いわけだ

 

ということでなんとか抗生剤まで出してもらうことに

しかし、その水曜日の夜には頭痛が強烈で

ほとんどやはり寝つけませんでした。

 

カロナール(軽い解熱剤)を飲んでなんとか未明から眠れましたが

木曜日は朝は37度台だったのですが

幸い徐々に解熱傾向となり

夜には平熱近くになり

夜は比較的寝ることができ

翌金曜日は平熱化しました。

 

でも、4日前の月曜日に再燃した恐怖があり

離床するのが怖く 結局金曜日の夕方まで寝ていました。

その後はぶり返すことなく 治ったようです。

 

そんなこんなで高々インフルエンザで1週間も要すなんて

出勤停止て(解熱したのに)出るに出られないとかではなく、

ずっと寝ていたんです。

 

こんなインフルエンザもどきもあるということで

もしご参考にでもなれば

と思い ご紹介させていただきました。

まだまだインフルエンザは流行中です。

 

先生もお体には十分ご注意ください。

特に職場で熱を出しているのに無理してくる輩にはご注意ください。

 

イチロウは元気になりましたので

再び前に進んでいきたいと思います。

 

イチロウ拝

 

 

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