D社のオムニ〇〇は実は〇〇社の造影剤であると知っていましたか?

駅前のドトールより

イチロウです。
7月29日にセミナーをやり
胸部CTセミナーの基礎編は今回でひとまず
落ち着こうと思います。

今、自分の家の方が
ドタバタしていることがあり
(病院通いで落ち着きませんが)

そうはいっても日常はどんどん過ぎていきます。
そして、自分の毛様体賦活系は
ひょんなことから刺激されるものです。

それまで何度も何度も造影剤会社さんからの
資料が渡されながらも
何の反応も示していなかったのにです。

ろくに勉強もせずに
判断を下すのは如何なものか?と

それと造影剤会社さんからの宣伝だと
どうしてもコマーシャル的な意味あいが強く
ヨーロップではもうリネアーの造影剤は使わないようになったと
B社で言えば
いえいえ、米国FDAはそこまでは言ってません
人体への被害そのものは報告はありません などと
D社はいう

しかし、忘れてならないのは
D社のオムニ〇〇は実はGE社の造影剤であるということ
Omniscan is GE Healthcare’s Gadolinium-based contrast media injection indicated for use in MRI scans.

GE社は言わずと知れたエジソンの作った
米国株式のダウ銘柄のうち1896年5月26日の
ダウ平均算出開始以来唯一残存している企業です
つまり老舗中の老舗が発売している商品だということ
推定ですけれど、GE社がFDAに働きかけるなんて朝飯前でしょう

となるとリネアーなんて使用していることは
モラルに反する? それとも・・・
と思い 後悔しないよう
そもそも脳内へのGd沈着のルーツを探る
航海へと出かけることにしました。

まずは理解するためには日本語だな
と思ったので
リネアータイプの造影剤の脳内への沈着の話を検索してみました。

検索法は ”MRI造影剤沈着” です。
すると ”帝京大学の神田知紀先生” の記述が出てきました。
そして その事実を発見されたのが
かの神田先生だったようです。

無知ですね。イチロウは と自分を恥じたものです。
以前は大きな関心ごととしなかったのは
患者様に症状が全くないというを聞いていていて
ひとまず安心していたからでしたが・・・

その神田先生が発見された論文ののち
かなりの数の論文が出てきていて
今、整理している最中なのですが

まずはオリジナルの論文を紹介しようと思いました。
一気に全部を要約するのはきついなと思った次第ですから

とにかく 始まりは 現在世界の神田先生 と呼ばれる 日本からの発信でした。
論文題目は”非造影T1強調MRI画像における歯状核及び淡蒼球の高信号強度
―ガドリニウム造影剤の累積投与量の増加との関係” というものです。
Radiology 2014; 270:834–841

過去のガドリニウム造影剤投与回数とMRIの非造影T1強調像における
歯状核及び淡蒼球の高信号との関連性を検討したものです。
(それまでは歯状核の高信号は脳転移と多発性硬化症でしか
知られていませんでした。そこへいきなり造影剤との関連性を
言い出したのですから 画期的すぎました)。

患者様は脳のMRI検査が施行された381名の連続患者
造影検査が6回以上施行された患者19名と
非造影検査が6回以上施行された患者16名を比較しています。

非造影T1強調画像で歯状核、橋、淡蒼球及び視床の平均信号強度を測定しました。
歯状核-橋の信号強度比 又は
淡蒼球-視床信号強度比   と
過去のガドリニウム造影剤投与 または 他の因子との間の関係性を明らかにするため、
歯状核のSIを橋のSIで除して歯状核-橋SI比を算出し、
淡蒼球のSIを視床のSIで除して淡蒼球-視床SI比を算出
連続患者群の段階的重回帰分析施行。

結果:
歯状核-橋のSI比は、過去のガドリニウム造影剤の投与回数と
有意な相関を示した(P<0.001)
淡蒼球-視床SI比は、過去のガドリニウム造影剤の投与回数(P<0.001)
放射線療法(P=0.009)
肝機能(P =0.031)と有意な相関

造影検査が施行された患者における歯状核–橋SI比及び淡蒼球-視床SI比は、
非造影検査が施行された患者よりも有意に大きかった(いずれもP<0.001)。
(SI=Signal Intensity 信号強度)

結論:非造影T1強調画像における歯状核及び淡蒼球の高信号は、
過去のガドリニウム造影剤投与回数が影響している可能性がある。

簡単にまとめると ガドリニウムの投与が増えると小脳歯状核や淡蒼球の
非造影T1WI上での信号強度が上昇する

ただし、限界点もあって
病理学データがない、腎機能障害患者との関連は不明(そもそも投与しない)
対象症例が少ないなどを筆者は指摘されています。

まあ、それまで全く何も言われたこともない
事実だったので世界に衝撃を与えたことでしょう。
神田先生は G社に命を狙われる?危機に瀕したことかもしれません。

しかし、患者様のため?自分のため?に
勇気を出して事実を論文にされました。

その論文発表からまだ3年5ヶ月しか経過していません。
その間、神田先生は追加の論文をお書きになることは忘れませんでした。
それについては次回

イチロウ拝

PS. ところで、家のドタバタももう少しで落ち着いてきそうな
気配があり、肝臓の方も落ち着きそうなので
また、セミナーをやろうと思えるようになっています。

今回は〇〇セミナーをやろうと思いました。
さて〇〇の中は一体なんでしょう?
少なくとも胸部CTセミナーはやりません。

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