駅前のドトールに行きたい
イチロウです。
コーヒーは家でも飲めますが
フィットネスにいけず
運動不足で困っています。
一応、ウオーキングは1時間は
休みの日にやっていますが
筋トレができず、お腹もやばいです。
セミナーはすでに締め切りました。
月末開催の分はもっと早く締め切ろうと思います。
さて、昨日のふわふわ陰影 の症例と
辺縁胸膜下分布の非区域性のコンソリデーション
答えは、・・・
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1例目のかなりのふわふわ陰影 淡い境界不明瞭な非区域性の
すりガラス陰影です(赤い矢印)。
回答は インフルエンザA,Bともに陽性 の患者様でした。
コロナ肺炎の初期像と鑑別はむづかしそうです。
2例目は 30歳代のインフルエンザA型です。
コロナ肺炎の少し進行して、すりガラス陰影がコンソリデーションに
大方変化してしまった場合に類似しているように見えます。
さて、インフルエンザ肺炎はそもそもどんない陰影なのか? ですけれど
大分の岡田先生のグループが 2014年に肺炎レンサ球菌肺炎と対比して検討されています。
Ono A, Okada F, Takata S, et al. A comparative study of thin-section CT findings between seasonal influenza virus pneumonia and Streptococcus pneumoniae pneumonia. Br J Radiol. 2014;87(1039):20140051. doi:10.1259/bjr.20140051
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4075588/
上記リンクから フリーで取得可能です。おすすめ論文です。
これによれば
・季節性インフルエンザウイルス肺炎患者と肺炎レンサ球菌肺炎患者のthin slice CT比較
・季節性インフルエンザウイルス肺炎の患者30人(男性20人、女性10人、年齢範囲20〜91歳、平均年齢55.9歳)
・肺炎レンサ球菌患者 71人(男性47人、女性24人、年齢27〜92歳; 平均年齢、67.5歳 )
・市中感染の割合は、S. pneumoniae肺炎よりもインフルエンザウイルス肺炎の患者で有意に高かった(p = 0.001)。
・スリガラス陰影(GGA)(p = 0.012)およびクレイジーペイビング所見(p = 0.03)は、
インフルエンザウイルス肺炎が肺炎レンサ球菌肺炎よりも有意に多かった。
・コンソリデーション(p <0.001)、粘液栓(p <0.001)、小葉中心性結節(p = 0.04)および胸水(p = 0.003)は、インフルエンザウイルス肺炎の患者よりも肺炎レンサ球菌肺炎の患者で有意に多かった。
・結論:季節性インフルエンザウイルス肺炎と肺炎レンサ球菌肺炎を区別するのに、
コンソリデーションや粘液栓が有用かもしれない。
Table 2を日本語訳 転載しました。
すりガラス陰影、クレージーペービング ⇨ インフルエンザ肺炎
コンソリデーション、粘液栓、胸水 ⇨ 肺炎レンサ球菌肺炎
以上 イチロウです。
昨日でセミナー締め切りました。
申し込まれた先生 今週末 土曜日PMから日曜日夜まで
の間に コロナを吹き飛ばす勢いで勉強してみてください。
どこにも出かけられないので、勉強のチャンスかもしれませんね。