久々 地方会に出席してわかったこと・・・

駅前のドトールより
今日はコーヒーを購入してきて
部屋のパソコンの前で
ちびちび飲んでいます。

イチロウです。

先週土曜日
機構に移行して初めて
地方会に参加しました。

今までだと主催者には大変失礼ながら
総会参加で点数は満ち足りていたので
地方会には参加することはなかったのですが、

やはり 機構移行後の状況を調査する
目的も兼ねて
本当に 超久しぶりに地方会に参加しました。

すると・・・

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開催は秋葉原のコンベンションホールでしたが
300人以上収容の大きな会場で
機構の単位を取るための
セミナー(定例講座)が行われました。

AM には医療倫理 だったのですでに受講済みだったため
PMしか参加しませんでした。

内容は
PM最初の1時間が
①腎細胞癌凍結治療の現況ー適応、方法、治療成績ー 宮崎先生
②副腎静脈サンプリングー診断的意義、手技、ピットフォールー 白石先生
次の1時間が 大会長の桑鶴先生の
放射線領域における臨床データの活用
最後の1時間が
①腎腫瘍の画像診断ー典型例と非典型例ー 秋田先生
②日常臨床に役立つ女性骨盤の画像診断  北井先生

となっていました。

会場は隣の椅子に荷物をおける程度の混み具合でしたし
入室、退室時のトラブルも全くありませんでした。
ちょっと 単位を足しておきたい場合はいいかもしれません。

半日出席だと
家を出たのが11:30頃で
帰宅したのが 18:00頃なので
6時間半の 時間を使って3単位 つまり
2時間ちょっとで1単位なので 効率がいいのか
悪いのかは微妙ですが・・・

さて、上記の講座のうち
腎腫瘍の画像診断なんて今更 と思われる先生もいらっしゃるかもしれません。
個人的には 聞いて良かったと思います。

オンコサイトーマは術前診断は困難なので
腎血管筋脂肪腫(AML) と 腎細胞癌 との鑑別が非常に重要と
日常診療に即したお話でした。

陣崎先生ら の
Diagnosis of Renal Angiomyolipomas: Classic, Fat-Poor, and Epithelioid Types.
Semin Ultrasound CT MR. 2017 Feb;38(1):37-46. doi: 10.1053/j.sult.2016.11.001. Epub 2016 Nov 5.
Jinzaki M, Silverman SG, Akita H, Mikami S, Oya M.

を基にお話されていたのだろうと推察されます。上記はすぐ手に入ります。
今日は詳しく話しませんが

画像的にすぐに脂肪のある Classic AMLは診断が容易ですが

Fat poor AML の診断のコツをたくさん述べていただきました。

たとえば、
AMLの Angular interface  外方突出する場合腎実質よりの形は丸ではなく
やや角度がつく  だとか AMLは
overflowing beer sign つまり 外方突出する場合マッシュリュームみたいな形態になる
とか
被膜から出てくる腎癌はなく、被膜由来に見えるものはAMLだ とか
Fat poor に見える場合も CT で薄く切ったり(これは以前から言われている)
Opposed phase でみたり(これも以前から言われている)
AMLは被膜がなく、T2WIで low になるとか

などなど 他にもありましたが

個人的には
日常診療で以外と出てきにくいし、出てきても
RCC と言ってしまいそうになるのを ぐっとこらえるための
Fat poor AML の秘訣  が大変参考になりました。

以上  地方会セミナー探訪 調査記 でした。

さて、以前お伝えしたように 肝・胆・膵のMRI 診断、なぜCTだけではダメなのか
EASY PI-RADS,  松本先生セミナー  3本を 一挙 年末放出 します。
子育てママ支援企画で やりますが、
一人一人参加費を支払う場合に限り
他の先生も 参加を 可能とします。

宜しくお願い申し上げます。
募集期間は短く、明日 土曜日から
来週 水曜日 になりますので、宜しくお願い申し上げます。

以上です。

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